蟹座（かに座）さま。今月の星占い。＜2019年5月＞

4月の占いで書いたことに甘えているせいか、ぼーっとして春が過ぎていきます。
なんとか平成のうちに5月の占いを更新したいと、それだけはやり遂げようと、でも何かがつかめなくてモヤモヤして、あ、なんかサボっているだけね、みたいな感じです。（泣

今回は、いきなりですが、5月のポイントから書いていきます。

特に恋愛関連については、更新が遅れ気味のこともあり、割と急いでいます。平成のうちにこれだけはどうしても書いておきたいのです。（^_^；

4月には見えなかった”もやの中の何か”が
はっきりしてくる5月の蟹座さまとその『愛』。
2019年前半の重要ポイントになる可能性。

＜5月の背骨、ドラゴンヘッド／テイル＞

・土星と冥王星、そして交わる二つの点

現在、土星・冥王星がドラゴンヘッド／テイルとアスペクトを作っていて、ドラゴンヘッドはオポジッション、ドラゴンテイルはコンジャンクションしています。
そこに、5月の7日から10日にかけて、金星がTスクエアとなるのです（1日から3日にかけては水星がTスクエアとなります）。
ちょっと緊張感のある状態ですね。
この金星が動いて31日には牡牛座18°へ移動し、さらに魚座18°を運行中の海王星と合わせてセクスタイル／トラインと良好なアスペクトとなります。

これによって、5月の前半と5月の後半から6月にかけて、何か（見た目は）恋愛、愛情や物質的な物事、または身近な出来事が発生したり、状況が変化するように思います。
それは、4月の間はぼんやりしていた、霞の中に見え隠れしていたものなのかなと、考えられるのです。

・時空のつなぎ目に接近する海王星

もう少し書くと、土星と冥王星は今逆行中で影響力が強くなく、蟹座さまをギチギチと縛り付けていた土星の制限やルールの押し付け、冥王星の衝撃波は少し緩んでいます。
そのほっと一息つける時間帯に、海王星とドラゴンヘッド／テイルが、過去と現在の宿命的なメッセージを投げかけてくるのではないかなと思うのです。「愛」や「愛情」を象徴する金星をともなって。

過去生の約束、現世で果たしたい決意、そういったものを感じさせる事柄や出来事が、日常の場面に、何気ない普段の時間に、思いがけずスゥッと滑り込んでくるような気がします。

ドラゴンヘッド／テイルの影響面の現実的な表現としては、「人間関係」があげられるでしょう。

当然、恋愛に関連する事の可能性も大きいと考えられます。新しい出会いやパートナー、意中の誰かはもちろんのこと、家族や親しい誰かなど、もっと大きな「愛」そのものへとつながる時間帯でもあるのではないでしょうか。

もしかすると、この5月は2019年の蟹座さまにとって、ひとつの重要な時期なのかも知れないなと思ったりもするのです。

2019年5月15日のホロスコープ。
青い丸がドラゴンヘッドと土星・冥王星。ピンクの丸は金星、海王星。

＜全体の星空の動き＞

・全体の動き

5月の星空の様子は、基本4月のそれの延長というか続編のようになっています。
ちょっとアスペクトの角度がタイトになって、ピントが合ってきてクリアになっていくという雰囲気で、ですがその点が重要なのではないかなと思われるのです。

水星は牡羊座から牡牛座を通り双子座へと足早に抜け、金星は牡羊座から15日に牡牛座入りします。
火星は双子座から16日には蟹座に入り、木星は射手座を23°から20°へ、山羊座の土星は20°から19°、冥王星は23°から22°へと逆行中です。
海王星は魚座18°、天王星は牡牛座2°から4°を運行します。

・時期的なもの

4月に、身近な天体が木星やトランスサタニアンとアスペクトを形成していたように、5月も、前半から中盤にかけては割と頻繁に、水星、金星を中心にアスペクトを作ります。22日過ぎからしばらく中休みをして、その後、月末から6月にはまた水星・金星のアスペクトが続きます。

蟹座さまへの影響は後述するとして、前半10日までは水星も金星もちょっと緊張感のある、土星・冥王星とのスクエアです。
ですが、同時に木星とは良いアスペクトであったり、続いて太陽や火星、天王星、海王星がそれぞれに良い関係であったりと、中盤までなかなかに盛りだくさんな展開が続き、その後月末から6月にかけて、2019年前半を盛り上げるように、水星・金星が海王星、土星、冥王星と角度を作っていくのです。

4月は弱かった天王星との関係が5月には活性化しますし、何と言っても16日には火星が蟹座入りします。
月は5日に海王星のセクスタイルを形成し新月となり、19日の金星と天王星のコンジャンクションと同じ日に満月を迎えます。

そしてこれらの動きを支える背骨のように、土星・冥王星はドラゴンヘッド／テイルと向き合ってあるいは同調して、一直線にはるか遠く今は見えない目的地を示しているのです。

＜5月の星空の蟹座さまへの影響は？＞

・賑やかさと4月から続く「物語」の進行

前述したように、5月は身近な天体のアスペクトが続きます。木星、土星、天王星、海王星、冥王星が刺激されて、火星も蟹座入りするという、賑やかな一ヶ月間になるような印象です。

イベントが立て続くとか周囲が慌ただしいとかそういうことがなくても、なんとなく気分が徐々に盛り上がってくるのではないでしょうか。

4月からの流れが継続するというのは、例えば物語が進行してどんどん佳境に近づくような状態で、6月、太陽が蟹座に入る季節に向けて動きも活発化したり変化が起きたりするようなことがありそうです。

5月は初旬に割とモヤモヤしたとしても、中盤に向かってはそれが晴れてくるのではないでしょうか。
特に恋愛や身近な愛情、出来事など、4月にはおぼろげだったきっかけが途中沈静化して、5月に良くも悪くも姿を現し形が見えて、流れは6月に継続するというような星めぐりです。
初旬つまずいたものが、月末から6月にかけて実を結ぶこともあるかもしれません。15日には金星が牡牛座入りしますので、蟹座さまにとって、恋愛に対して積極的に働きかけやすい時期でもあります。

新月満月の事も考えると、初旬あたりから、ワーっと動いて活動的になり、中休みに入る22日頃、この日は火星と天王星がセクスタイルとなるのですが、何かを変化させるか変化するか、もしかしたら気持ちや考えを変えて、その後に備えてちょっと休憩を取る、という展開もありそうです。

・もやの晴れ間に現れてくるもの

これらの流れを踏まえた上でドラゴンヘッド／テイル＋土星・冥王星の影響を考えてみると、初旬の水星・金星とのTスクエアで半ば強制的に動き出したものが、5月の流れの中で形になり発展し、月末から6月に向けて金星・海王星とのセクスタイル／トラインによって一旦の成果というか、結果を得るのではないかと思うのです。

その事には運命的なものが含まれているかも知れません。
もしも、「運命的な出来事」「運命の相手」というものが存在していて、その事が起こる、その人と巡り会うあるいは何か行動を起こすのなら、この時間帯はあり得るのではないでしょうか。

6月と7月、太陽が蟹座にあるので活発に動ける時期ですが、その「運命的」という点においてはこの5月、そして6月の初旬の方が可能性は高いと考えられます。

運命などと大げさな表現を用いないなら、それは自分も含めての人の動き、人、人間関係に関する何かではないかなと思います。


5月はドラゴンヘッド／テイルと海王星のタイトなトライン／セクスタイルがあります。25日から28日にかけてです。
22日から少しの中休み、と書きましたが、静けさの中で「目に見えないもの」についての意識的な気づきが起こる時間帯なのではないかな、と思います。内面の大きな変化です。
それが、続く月末と6月初旬につながっていく。

実はその事の方が、5月の重要なポイントなのかも知れません。

＜誕生時太陽の角度ごとの蟹座さま＞

　前半さん　

前半さんの恋愛は5月19日に何らかの変化を見せるかも知れません。または5月の前半さんはここに向けて動きを活性化するのではないでしょうか。
恋愛に限らず身近な日常的な事だったりもします。
前半さんの誕生時太陽と火星が重なり、金星と天王星がコンジャンクションした状態でセクスタイルとなるからです。しかもこの日は満月です。
2019年に入ってずっと考えていた事に対する答え、もしかすると、衝撃的だった冥王星の出来事のトラウマから完全に抜け出すきっかけを見つけたり、あるいは、最近よく頑張ったなぁと、改めて過去のある時期からの変化に思い至るのかも知れません。ぼんやりしていたものが、スッと現実に根ざすような時間があるように思われます。

　中頃さん　

中頃さんの5月は、金星の二つの側面を見るのではないかなと思われます。厳しい側面と、優しい側面。それは何も恋愛や愛情に限りません。中頃さんにとってずっと、あるいは最近、大切に感じられていたものを象徴しているのではないでしょうか。
変化をすると同時に複雑で奥の深いものと出会う事で、中頃さんの内面にそれまで気がつかなかった新しい感情が育まれていくように思われます。
違いや差、変化が5月の中頃さんを成長させるような気がします。世界や物事は動いています。変化や動きの奥に「目には見えない何か」が確かにあって、その事が見える解る自分に中頃さんは気がつくのだと思います。
もしかすると、5月の中頃さんには「既視感」を思い起こさせる事があるのかも知れません。

　後半さん　

一息つける時間帯です。5月の蟹座さまの中で自ら答えを出す事があるとしたら、それは後半さんです。全てを理解した上で、わかった上で、手放すことが出来ると思うのです。
「もう必要ではないから」。その理解が後半さんを自由にして、また新しい次の扉を開ける為の力、確かな手応えとなるように思われます。
一部には、見えない力を感じて突き進んでいる後半さんもいらっしゃると想像されます。この時期、そんな忙しさ、気忙しさの中で、自分にとって本当に大切なものについて考えることもあるのではないでしょうか。
今に至るこれまでの長い時間は、その「大切なもの」を見つけるためのものだったのではないか、そんな疑問が湧いてきて、一方でもっと前へ進まなくてはとの焦りもあって、迷いとして感じられるかも知れません。
ですがそういった事の一つひとつが、次のステップが確かに近づいている証でもあるのです。

＜月の位相＞

蟹座さまのルーラー、月について、です。

5月の新月は5日、牡牛座14°です。土星とはトラインで、海王星とはセクスタイルです。良い意味で意識が内面に向きやすい新月だと思います。もしかすると思わぬ恋心に気がついたり、今まで考えが至らなかったものに気がつくかも知れません。

満月は19日蠍座27°です。同じ日に金星が天王星とコンジャンクションとなっています。水星とはオーブのオポジッション、冥王星ともオーブのセクスタイル。4月からの日々の出来事のぼんやりとした慌ただしさ忙しなさからふっと一息ついて気持ちを切り替える、そんな満月になりそうです。

月の黄経が蟹座の太陽と良好なアスペクトを形成するのは、5月1日の魚座、4～6日の牡牛座、9日、10日の蟹座、13日〜15日の乙女座、17日～19日の蠍座、27日～29日の魚座です。
前向きな気分でいられるでしょう。

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天のカレンダーには、星の配置、ハウスの巡りに、良し悪しは書かれていません。
運がいいとも悪いとも、書かれていません。

書いてあるのは、「ありのままの、それだけのこと」。

起きていること、起きたことに意味づけをするのは、私たちが特定の概念に支配されているからかもしれません。

どんな事柄も、あなただけに特別に贈られてきたギフト。
ただ、添えられたカードが読めない文字で書かれている、それだけの事なのです。


Free Horoscope Chart　さんのチャートを使用しています。https://freehorocharts.com/

バラ窓の画像はHans BraxmeierによるPixabayからの画像です。
海岸の画像はFree-PhotosによるPixabayからの画像です。