2018/08/21

冥王星山羊座時代の、蟹座さま。その運命的な巡り合わせ。





まさに「運命」。冥王星山羊座時代の蟹座さま。



蟹座の皆さまにとって、カレンダーとしてのホロスコープ上では、今現在がどのような時勢にあるかというポイントについてみていきます。
2008年から2023年まで、蟹座さまがたの誕生時の太陽から、ちょうど反対側の”抵抗”を示す場所、山羊座、を冥王星が運行中なのです。
約240年に一度巡ってくる、この冥王星山羊座時代について解説します。



< 冥王星 >


冥王星は地球から見て土星より遠い天体なので、トランスサタニアンという区分に入り、社会的な事象を示します。

一つの星座宮を約15年かけて運行するので、滞在期間の長さが、ほとんど「時代」を象徴していると言っても過言ではない所以です。

崩壊と再生を意味し、人知を超えた超法規的な、圧倒的な『力』の象徴です。
しばしば政治について見るときに使われることもあります。

またプルートという名前からわかるようにプルトニウムを示し、発見者クライド・トンボーがアメリカ人だったことからも、アメリカの象徴としても使われます。



< 山羊座 >


山羊座の“山羊”は、海羊(カイヨウ)、あるいは海山羊という伝説上の生き物です。この生き物は海から上がってきて、時々神託を下していたりしたそうで、山羊座は権威を表します。

また占星術が発祥した北半球的には、季節柄冬の時期なので、家の中でじっと春の訪れを待つような、計画性と現実的な有り様を示します。

牧神パーンの伝説もあって、パーンを語源とした「パニック」的な動きを読む場合もあります。

この牧神パーンの伝説には、怪物が出現した時に魚に姿を変え川に飛び込んで逃げる様が面白おかしく、ゼウスによって天に上げられたとあり、上半身は山羊で尻尾が魚という姿で描かれます。

このことが、二つの異なる(相反する)現象を連想させることから、山羊座を天体が通過する際に、前半と後半では相反する事象が発生したり、評価が反転するようなことが起きやすいといわれます。



< 時代の潮流 >


パーンの伝説は、権威の失墜も意味しますので、

例えばこの時期には、政治的なものの意味合いが、社会の中で変容することが予想されます。
パーンはパニックの語源ですから、大衆を扇動するような政治的社会的な動きや、群れをなして移動するような事態が見られる可能性もあります。

また、何らかの権威的なものが、崩壊と再生を思わせるような変革を遂げることも想定されます。



< 蟹座さまにとっての冥王星山羊座時代 >


ざっくり、大雑把に現在の背景を捉えてみると、まず冥王星が山羊座にあり、それは、蟹座から見て180度の位置にある、

ということなのです。


よって、この山羊座冥王星の影響をもろに食らっているのが、誕生時太陽星座蟹座の皆様、ということになりましょう。


冥王星は、だいたい2008年くらいに山羊座入りしているので、その辺りから蟹座の皆様には誕生時のホロスコープの太陽に、完璧にオポジッションというアスペクトでがっつり入り込んで、多大な影響を及ぼしてきたのではないでしょうか。


誕生時の太陽は、社会に対して見せている側面を示します。


それはそれは大きな変化やら、“なんかちょっとがっかりしたな”的な事柄や、どうにも物事がスムーズに運ばない、予定していた計画の解消、何か一度根本的に考え直してみたい、と思わせるようなことが、過ぎたり、起きたり、起きつつあったり。

誕生時のホロスコープで、この影響を中和する天体の配置やハウスの巡り合わせを持たない蟹座さまは、太陽の度数が若い方から順に、この影響を強く受けて、それぞれの蟹座さまなりに今に至っていらしゃることと、想像されます。



山羊座を運行する冷徹な冥王星に、180度のアスペクトで誕生時の太陽を直撃される、なんてことは、蟹座さま以外には起きません。

「なんかそれって、めっちゃめちゃ蟹座って損してない?」と思われるかもしれませんが、これは、

蟹座を蟹座たらしめる、天の差配、

なのです。


なぜならば、


ご存知のように、カニは脱皮する生き物だから、です。


これまでの殻を脱ぎ捨てて、大きく変容してもいいんですよ、と、天に期待されているのが、蟹座さまの今の現状なのです。



< 今現在の冥王星と過ごし方のヒント >


現在、冥王星は山羊座18度を逆行しながら運行中です。
オーブも含めると、6月下旬から7月上旬に生まれた蟹座さまに、天からの期待にあふれたメッセージが、届けられている時期かと思われます。



ここで、「蟹座さま。リベンジ。」的な時代の過ごし方をお知らせするなら、次の二つです。


・「親父的」なるものの見直し

・リアリストの視点を手に入れる

です。

(他にもあるのですが、それは後々アップデートするかもしれません。)



まず、「親父的」なるものを見直す、というのは、


身近な「権威」あるいは権威的に振る舞う何か、または、権威と感じているもの、について、考え方を変えてみる、接し方を変えてみる、ということです。


端的に言ってしまうと、お父さんと話してみたら?とかです。

上司でもいいです。
先生でもいいです。
目上の人でもいいです。

あるいは、内面に抱えている権威のイメージでもいいです。

それら、あなたに対して権威として存在するものの真の姿は一体何なのか、かいま見える機会があるかもしれません。



次に、リアリストの視点、とは、

きれいごとでは済まない世の中で、物事を動かしていく何ものか、そういう力があります。

例えば、裏から手をまわす、だとか、人の感情や弱みを巧みに操って成果を手に入れるような、決して正攻法ではない手段や、そうは言ってもやったもの勝ちでしょ、というような、ある種強引な突破する力です。

表面では正義を振りかざしていても、裏ではがっつりダークな方法で物事を解決する。


この機会に、自分の中にそれら私たちの世界のリアリティを、受け入れる場所をつくってみる。そういったことです。



なぜそれを行うのか。

「親父的」なるものと、リアリスト、は、山羊座の持つ性質だから、です。


蟹座の180度正面に座する山羊座の特性は、裏を返すと太陽星座蟹座の陰の部分です。

蟹座さまが、見てこなかった、見えていなかった、蟹座さま自身の陰の自分を、抵抗するのではなく、取り入れる。取り込んでしまう。


「その力を受け入れて、さらに大きな存在となる」。



冥王星山羊座時代、蟹座さまに天が期待しているのは、歴史的な巡り合わせを乗り越える『成長』、そのものなのではないか。

現在、天上に示されているカレンダーには、そのように示されています。


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