大昔、記録媒体もあまりなく、時計もなく、「今」「いつ頃」という「時」「自分の位置」を知るために、人々は夜空の星を使用したのではないでしょうか。
もっともわかりやすい天体は、太陽と月だったと思いますが、太陽は毎日変わり、月も移動し形も変化します。
太陽が、月が、いつの時点と同じように、どこから登った、というサイクルを発見し、それを伝えるために、あまり動きのない、あるいは動かないように見える「星」の位置を、使ったのだと思うのです。
つまり「カレンダー」です。
カレンダーを最も重要視しなければならない行為は、「農業」です。
気温や雨の量、日照、風向き、季節によって変化するこれらが、農業にとって、ものすごく重要です。
芽のでない寒い時期に、種をまいても無駄になります。
栽培に最適な時期、を知ることが、農業文明を生き抜くには、とても大切なことだったのです。
そのために、天体を観測し、時期やサイクルを発見すること、それを活用することが、推進されました。
それが発展して、現在のような占星術のかたちをとるようになったのでしょう。
もし「時期」を知り使うことが古代から続く占星術のひとつの目的なのだとしたら、同じように、現在でも「時期」を知り使うことが出来るのではないかと、考えます。
だから、「蟹座さま。リベンジ。」の占星術は「時期を知るためのカレンダー」、そのような位置づけで、我々蟹座人にとって時々がどのような時期なのか、その視点から占っていきます。
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