2019/06/30

蟹座(かに座)さま。今月の星占い。<2019年7月>





夏至も過ぎ、いよいよ蟹座のシーズン7月に突入してきました。
蟹座の皆さまは、いかがお過ごしでしょうか。

蟹座の自分のためにやっているような占いなので、ある意味当然なのでしょうが、6月の占いに書いたようなことが起きて、今は割とぼーっとしています。
6月は水星が蟹座を運行していたせいでしょうか。そこにドラゴンヘッド/テイルが絡んできて、「こういうメッセージの伝え方もあるんだなぁ」としみじみさせられる時間がありました。

頭のネジが緩んでいるのか、ちょっと浮世離れした不思議な時間でしたね。

さて、7月はどんな星回りでしょう。
さらに輪をかけて時空の旅をするのか、夏だ休みだイヤッホーとなるのか。いずれにしろ、楽しむ気持ちを大切に、ホロスコープを眺めたいと思います。

(*末尾に付録として、ヨガのレッスンに取り組んでいる蟹座さまへのメッセージを書いてみました。)


2020年の予行演習としての7月。
得るよりも手放す幸せに巡り会い、
「本当に欲しかったもの」を見出す蟹座さまの夏。



<7月のポイント>


6月は水星と火星がドラゴンヘッド/テイルの絡んだ土星冥王星とのオポジッションを通過する時間帯でしたが、7月は太陽と金星が同じような関係となっていきます。

蟹座さまのそれぞれの誕生時太陽に、運行の太陽が重なり、追って金星が重なって、土星冥王星とのオポジッションと重なるドラゴンヘッド/テイルに天王星と海王星がセスクタイル、トラインを形成するのです。

4月、5月、6月と継続してきた、うっすらぼんやりしていたものが徐々に靄が晴れハッキリした形が見えてくるという流れが、7月には、これまでよりずっと分かりやすいすっきりした星空模様になっています。
その様は2020年を彷彿とさせる、すっきりクリアなオポジッションとセクスタイル+トラインという関係です。多くの天体が逆行中で影響力はやや弱めかと想像されますが、2020年の予行演習と捉えてみるのも面白いのではないでしょうか。

それぞれの蟹座さまごとのうっすらぼんやりしていた何か、が、より具体的に、リアルな世界の出来事として感じられるような予感もあります。
それと同時に、ドラゴンヘッド/テイルが日食・月食を通じて醸し出す時間と空間を超えた運命のようなものも垣間見る瞬間が訪れる。
双つの極、二つの世界が微妙に絡み合う、不思議で奇妙な夏でもありそうです。

もしかすると一旦のピリオド。次のステップに上がるフェーズの一つの階梯の締め、みたいな時間かも知れません。


<全体の天体の動き>


太陽は今蟹座を運行中です。7月には蟹座8°から獅子座7°へと移動し、獅子座入座は23日です。
水星は獅子座2°から4°へ移動した後、8日に蟹座24°への逆行状態になります。
金星は双子座26°から5日には蟹座入りして、29日に獅子座へと抜けます。
火星は蟹座29°から3日に獅子座入りし、7月は18°まで移動です。
木星は射手座17°から14°で逆行中です。
土星も逆行中、山羊座17°から15°。天王星は牡牛座5°から6°。海王星は逆行中魚座18°、冥王星も逆行中、山羊座22°、21°となっています。

特徴的な動きは、火星のアスペクトと太陽、金星の動きです。
火星は天王星、木星とそれぞれスクエアとトラインというアスペクトを形成しますが、蟹座さまと関連があるのは、天王星とのスクエアとなります。
太陽と金星は同じ旋律で韻をふむみたいに繰り返して、土星、海王星、冥王星、ドラゴンヘッド/テイルとアスペクトを作ります。

海王星はオーブですがまだ土星と冥王星とはセクスタイル、木星とはスクエア、のアスペクトとなっています。

新月は3日皆既日食、満月は17日部分月食となります。

2019年7月15日のホロスコープ。黄色い丸で示してあるのは、
上から太陽・ドラゴンヘッド・金星、
天王星、海王星、土星と冥王星という配置です。


<時期的なものと蟹座さまへの影響>


・蟹座太陽と金星の7月


蟹座に太陽があるということは、それだけで活動的になれますし、元気、というか基調としては”気分は上向き”だと思うのです。

太陽は言わずもがな、金星が蟹座入りしますので、身近な出来事、家族や個人的な喜びに関する事がクローズアップされてくるように思います。恋愛や愛情に関わる事もあるでしょう。
それが5日くらいからはっきりしてくるような感じです。

たくさんの蟹座さまが誕生日を迎えられる時期でもあり、土星や冥王星、海王星と木星アスペクトの影響が”冷静さ”、”没頭出来なさ”という色合いを帯びさせますが、楽しいバースデーや贈り物も期待できるような気がします。

・太陽のアスペクト


太陽のアスペクトがあるのが10日から14日で、10日には土星とオポジッションとなりドラゴンヘッド/テイルと重なっています。11日には海王星とトライン。太陽はドラゴンヘッドと重なってテイルとオポジッションです。

この時間帯、制限と曖昧さ、ルールと越境、モラルとアンモラルというお互いに引き合う極の両側が同時に存在しているような事柄が起こるかも知れません。
太陽はここではクローズアップさせる役割を担っていて、すでに進行していて気がつかなった事が浮かび上がる場合もありそうです。

変化するというよりも、気がつく、知る、判る、理解する、という感じです。
心境の変化というか、蟹座さまは『自分の殻を破る』のではないでしょうか。

14日太陽が冥王星とオポジッションとなり、行動に移すのか、自覚するのか、何か切り変わりがあるのだと考えられます。

・金星のアスペクト


17日から21日にかけて、太陽の後を追うように金星が同じ道を辿ります。
17日は満月で月食でもあるんですね。金星土星のオポジッションとドラゴンヘッド/テイルとの重なり、19日には海王星がトラインで合流して、21日に冥王星とオポジッションとなります。

ここではもう『覚悟は出来ている』という印象です。

恋愛などでは、思い切って一緒に住む、とか、踏ん切れなかった結婚という選択に至ったり、または、腐れ縁など関係の解消というのもありえます。

「まあいいっか」という気分になりやすい時期でもありますので、衝動的な関係に陥る事には、注意が必要と思われます。

海王星の影響を考えると、邪(よこしま)な情動や欲望に走るよりも、献身的で普遍的な愛情、あまねく広がる慈悲の気持ちを思いおこして行動するほうがずっと結果は良いのではないでしょうか。

それまで伸ばしてきたトレードマークのようなロングヘアをバッサリ切る、みたいな、思い切ったイメージチェンジ、というのもあるかなと思われます。

・土星や冥王星、ドラゴンヘッド/テイルの影響


土星冥王星は、逆行中ですが、太陽金星とオポジッションという葛藤も抱えてしまう可能性を踏まえると、ここで表面化して、周囲の反応が思わしくなかったり、反対されたり、誤解されたり、期待はずれだったりするかも知れません。制限・制限がかかる可能性もあるのです。

選択自体が、”ルール違反”と捉えられてしまうかも知れません。

ですが、7月の太陽と金星が巡るアスペクトは、何か吹っ切れるようなイメージがあるんです。ある種の意識の変容というか。

だから何?とスルーできたり、それまでなら選ばなかった事を進んで選ぶ、とか、それまでなら嫌悪していただろう何かをすんなり受け入れられた、とか。
「そんなことより、もっと大事なことがあるでしょう」と、こだわりが消えるような、自分でもびっくりするような、考え方の変化とそれを現実に選択できる覚悟に気がつくのかも知れません。

知らないうちに子供が成長していて、びっくりすると同時に、もう子離れしないと、と、ちょっとしんみりしたり。
実家との電話で、「え、お父さんもう定年?」という話題が出て、これからの事を家族で考え始めたり。

成長という表現もありますが、ここではドラゴンヘッド/テイルが絡んでいますので、過去生からの宿題を手放したり、来世につながるきっかけに巡り合ったり、宿命的な選択なのかも知れません。

『得るよりも、手放す幸せ』的なものに、気がつくのではないでしょうか。

おそらく、この7月に2020年の予行演習というか、リハーサルのようなことが体験出来るような気がします。
起きている出来事、選んだ選択、それももちろん大切な事柄ですが、もっと重要な事があるんじゃないかな、蟹座さまはそんな風に考え始めるような予感がするのです。

個人的には、7月には(ドラゴンヘッド/テイルが蟹座山羊座にあるので当然なのですが)日食月食もあり、時間と空間を超えた不思議世界との遭遇は、ある種ピークを迎えると思います。
多くは後になってからしか気がつかないのだと考えられますが、割と真面目に、運命的な出会いや出来事は起こると、想像しています。



<誕生時太陽の角度ごとの蟹座さま>


 前半さん 

7月には前半さんだけに影響のある配置があって、3日にオーブですが日食の太陽と天王星のセクスタイルがあり、9日に金星(蟹座)と天王星(牡牛座)が6°でセクスタイルとなり、何かしらの変化や何かを変えたいという機運が高まる気がします。
この「変えたい」という意欲はその後、12日には火星と天王星とのスクエアでより鍛えられ、さらに月末30日には太陽と天王星のスクエアを通過し、洗練されます。
もどかしさや憤りを抱え、奮闘するかもしれません。
ですがその一連の障害や葛藤などをはらんだ動きが、強い、意志や信念といったものを超えた内面から沸き起こる『生』そのもののエネルギーが昇華される過程の通過点であることに、前半さんは気がついていくのだと思います。

 中頃さん 

上の方に書いた太陽と金星の動きは、蟹座16°から21°の中頃さんの誕生時太陽の度数に絡んでおきます。
つまり、大きな意識の変容とそれによって起こる出来事は、中頃さんに起こる可能性大なのです。
後になってしか気付けないことだと思うのですが、この時間帯に、過去生で約束をした人物に出会うようなことがあるかも知れません。あるいは、そんな約束を果たすことが出来たり、来世で果たすことになる約束もあり得るのではないでしょうか。
不思議なメッセージが届けられたり、既視感を感じたり、奇妙なことがあったり、暑さのせい、雨のせい、疲れているせい・・・・・とはぐらかさずに、ほんの少しだけ考えてみる時間を作ってみると、いつも見ている景色がこれまでとは違って見え始める7月になりそうです。

 後半さん 

7月は、後半さんにだけ届けられるメッセージがあるような気がします。21日と25日。
これまで、百戦錬磨の日々があって、もしかすると満身創痍状態であったり、次のチャレンジに向かって時機を伺いながら英気を養っている後半さんかも知れません。
そんな中にあって、届けられるメッセージの内容ではなくて、何が届いても冷静な自分に軽く驚くのではないかと思うのです。
後半さんの内側に、揺るぎなさがしっかりと培われてきていて、周囲の騒々しさをちょっと離れて全体的に眺めているような、そしてそれを受け入れている。なんだか自分でも、これまでとは違っているなと思う。
後半さんが8月の空気を感じる頃には、「手放しても大丈夫」と、とても大きな真実を発見するのではないでしょうか。


<月の位相>


蟹座さまのルーラー、月について、です。

7月の新月満月は、蟹座と山羊座で起こります。当然ですが、日食と月食はドラゴンヘッド/テイルと関係しています。不思議体験には絶好のチャンスとなるかも知れませんので、興味のある蟹座さまはアンテナを高く上げて、この時間帯を楽しんでみてください。

7月の新月は3日、蟹座10°で皆既日食です。誕生時太陽と重なる蟹座さまもいらっしゃることでしょう。記念に何かを始めてみるのも楽しいかも知れません。
この3日の新月は、ドラゴンヘッド/テイルとの関係を考えると、何かが始まっている、近づいていると見ることもできるのです。ですが、後になってみなければそれと気がつかない、長い時間と空間の狭間で進行している出来事だと思うのです。
もしかすると、5日頃から10日頃にかけて、その片鱗が感じられるのかも知れません。

満月は17日山羊座24°です。部分月食となっています。金星土星のオポジッションが同じ日に起きていて、冥王星とはコンジャンクションと見ていい満月です。何か衝撃的な出来事を避けたいなら注意してください。あるいは衝撃的なことを起こすならチャンスと言えます。
この満月は、何かの成就と考えることも出来ます。過去生と来世をつなぐような、不思議な出会いや出来事との遭遇の可能性もあり得るのではないでしょうか。

月の黄経が蟹座の太陽と良好なアスペクトを形成するのは、2日~4日の蟹座、7日8日の乙女座、11日~13日の蠍座、20日~22日の魚座、25日~27日の牡牛座、30日31日の蟹座です。
前向きな気分でいられるでしょう。



付録:ヨガのレッスンに取り組んでいる蟹座さまへ

ジョーティッシュですと多少異なると思うのですが、この7月は感覚が澄んでくる時間帯のように考えられますので、ヨガのレッスンを受けている蟹座さまにとって、気づきの7月になるのではないかと想像しています。
今ひとつピンとこなかったインストラクターの先生や講師の話していることが、突然パッと腑に落ちたり、先輩が話していたことがポーズ中に起きたり、本に書いてあったことが理解できたりなどの体験があるかも知れません。
もし気になることがあったら、インストラクターの先生に相談するのが良いかな、と思います。


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天のカレンダーには、星の配置、ハウスの巡りに、良し悪しは書かれていません。
運がいいとも悪いとも、書かれていません。

書いてあるのは、「ありのままの、それだけのこと」。

起きていること、起きたことに意味づけをするのは、私たちが特定の概念に支配されているからかもしれません。

どんな事柄も、あなただけに特別に贈られてきたギフト。
ただ、添えられたカードが読めない文字で書かれている、それだけの事なのです。


Free Horoscope Chart さんのチャートを使用しています。https://freehorocharts.com/

今回の画像はフリー写真素材ぱくたそ さんの画像を使用しています。

1 件のコメント:

  1. 7月15日生まれです。
    今の状況、私の心の奥底で感じていたこと、時期的なことも含めて
    ズバリ!当たっています、ありがとうございます。

    手放せないと思っていたことを
    手放す勇気をいただきました。

    2020年まで、
    蟹座のわたしたちは
    しんどい思いが続くのでしょうが
    いまが人生最大の山場だと思います。

    私きっと、変わってみせます!!!

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