蟹座（かに座）さま。今月の星占い。＜2020年4月-2＞

更新が遅くなりました。またまたごめんなさい、です。

4月の占いなので、なんとか初旬には更新したいと考えていたのですが、それも叶わず、ついに、それまでのゴタゴタと混乱した生活を一度リセットすることとなりました。


「もうすぐ楽になる、もうちょっと、もうちょっと・・・」と過ごしていたのですが、あまりにも忙しく、あまりにも不条理で理不尽なことが多く、おまけに体調も崩し、このままでは感覚が麻痺してしまうなという危機感が自身の中で濃厚になりつつあった最中に、突然プツンとそこで終わったような感じです。

その後今日まで寝込んでしまいました。

リフレッシュできたようなできていないような、まだ以前の調子には戻っていませんが、ボツボツ、活動を再開していこうという段になってきています。

後付けになりますが、4月のホロスコープを見ると星空には「これはそういうことだったんだなぁ」と読めるチャートになっていました。そして今は、「あれは一体何だったんだろう・・・」と、とても不思議で奇妙な印象だけが残っています。

前のエントリーで予定していた、4月と、それから遅くなったので5月の大まかな全体の動きから見ていきますが、その前に、4月前半の天体の動きをおさらいしてみたいと思います。

＜4月のポイント　おさらいと全体の動き＞

4月の初旬は、木星・冥王星のコンジャンクションと、火星と土星、天王星のアスペクトがとても大きなイベントでした。
5日の蟹座と180°の位置にある山羊座24°の木星と冥王星のコンジャンクション、これにはオーブの木星・海王星、海王星・冥王星のセクスタイルも絡んでいて、「拡大する」境界のない見えない何か、の破壊的な影響を大きく受けてしまう配置だったのですね。
前後1日と8日の火星のアスペクトは、土星の制限を受けて、変化する行動や活動と読むこともできました。
満月はそれまでの事態の満ちる時、それまでとこれから、の切り替えのサインとなりました。

まさに、今起きている現状を示していたのだと思います。

4月は初旬のこれらの配置の後は、太陽に近い天体、魚座14°から牡牛座3°まで運行する水星の動きに始終します。11日に牡羊座へ、28日に牡牛座へ移動します。テーマが個々人それぞれの周囲の、身近な領域のことに移っていくように考えられます。

金星は牡牛座27°から4日に双子座へ移り18°まで運行します。火星は水瓶座0°から20°。土星は水瓶座0°から1°。山羊座の木星は24°から26°、冥王星は24°を運行します。海王星は魚座19°20°。天王星は牡牛座を5°から6°となっています。

2020年4月15日のホロスコープ。中央上の黄色い丸から時計回りに天王星、
海王星、水瓶座土星、山羊座木星、冥王星。

＜水星の動きとその影響＞

4月の水星の動きを追うと、8日の木星・冥王星とのセクスタイルの後、12日には土星、18日には金星、19日には火星とセクスタイルを形成します。月末25日には冥王星、26日には木星、29日には土星とスクエアとなっていきます。

外出を自粛して控えている生活の中で、情報はとても大きな役割を果たしていることでしょう。その情報や情報機器、速度のあるもの、動きの早いもの、メッセージなど刻々と移り変わり変化している様子のように見えます。

4月の水星のアスペクトの中で、蟹座さまの誕生時太陽と関連すると考えられるのは、25日26日の、山羊座24°を運行中の冥王星と木星とのスクエアです。また、11日から28日の間水星は牡羊座にあるため、どうしても蟹座さま誕生時太陽とどこかの時点でスクエアとなります。ちょっとしたアナウンスにがっかりする、何らかの知らせが伝えられる、懸案事項について”結果”が伝えられるなどの事があるかも知れません。
あるいは、「その事」について知らせようと努めてもなかなか伝わらない、というような状況になるのかも知れません。コミュニケーションや郵便物、スマホやデバイスの電波障害、トラブル、バッテリー残量には注意してください。

＜土星と天王星＞

4月と5月、オーブですが、一時的に水瓶座を運行中の土星と、牡牛座の天王星はスクエアの関係となっています。
天王星は蟹座さま誕生時太陽とセクスタイルを形成しているのですが、土星からの干渉を受ける形となり、足踏み状態や影響を感じることもありそうです。
さらに、26日には太陽が天王星とコンジャンクションとなります（この日冥王星も逆行入りします）。世代の交代、古い考え方と新しいあり方、新旧それぞれの感じ方のズレなどが強く意識されるかも知れません。それらを象徴するようなニュースなどがあり人々のる可能性もあるでしょう。

これはたまたまそういう時間帯、というものではなく、歴史的に考えても、昨今の社会的状況と確実にシンクロしています。
変化の先行き、兆し、そういったものに敏感になりやすい位置に、今、蟹座さまはあります。2020年のシリーズで書いてきた事の繰り返しですが、一つのチャンスでもあるのではないでしょうか。

今、水瓶座を運行中の土星は7月に再度山羊座へと戻り、2020年12月17日に本格的に水瓶座入りします。一時的滞在の時間帯は水瓶座土星の影響のお試し期間と言ってもいいでしょう。さらには、やがて来る冥王星水瓶座時代を垣間見る時間帯でもあります。

この4月5月6月の世相や社会の反応・意識の変化など興味深い動きがあるのかも知れません。

＜誕生時太陽の角度ごとの蟹座さま＞

　前半さん　
ちょっとの間もやもやっとした時間帯を感じるかも知れません。あるいは、少し前の出来事の記憶が、ベタベタと張り付いているようで、すっきりしない気分になることもあるかも知れません。そういう時、何かに抵抗しているのではないか、何かのメッセージではないか、そんな問いかけをしてみてください。今の状況は、外に向かうばかりでなく内側に目を向けるいい時間帯でもあると思います。

　中頃さん　
とっかかりや掴まりどころの見当たらない時間帯かも知れません。何かはぐらかされたような、少しのちぐはぐ感を感じているかも知れません。確かにそれまでと同じではないけど、まだ馴染んでいないような、そんな時間帯です。
そういう時はいっそ流されてみるという選択も悪くはないと思われます。ジタバタしても仕方がない、ある時、中頃さんは吹っ切れるように思います。

　後半さん　
「何なのこれ」「まさか」という事が身近にあったかも知れません。今起きつつあるのかも知れません。後半さんには、今まさにとても大きな問いかけがなされているのだと思います。自分が限界だと考えてきたもの、限界と感じられているもの、その正体はいったい何か。問いかけを繰り返すうち、他の人には見えない古い世界の枠組みの壊れ始めた隙間が、少しづつ見えてくるのではないでしょうか。

＜5月のこと、など＞

だいぶ4月にくい込んでしまっているので、5月のことを少し書きます。

4月の26日には冥王星が逆行入りするのですが、後を追うように、5月には土星と木星が逆行となります。

火星が魚座入りしますので、長い山羊座滞在の前に動いてしまいたいことはそのチャンスがやってきます。男性にも縁がある時間帯となり、パートナーと巡り会う時間帯でもあるでしょう。
火星については、25日に天王星とセクスタイルになります。行動が変化につながりやすい、何か状況を変えるための行動ならこの時間帯を目標にしてみるのもいいかも知れません。
あるいは、4月の火星が仮にトリガーであったとするなら、その「何か」は、この時間帯を目指して変化していくのかも知れません。



2020年について色々考えたりしてきて、何かはあるだろう何が起きても不思議ではないなという印象を持っていましたが、”海王星”を軽く考えていたのだと、不勉強を反省しています。医薬品・薬、これは海王星です。そして同時に境界のないもの目に見えないもの、も、また海王星です。

蟹座さまに限らず、今、医療の現場、保健衛生の最前線で日々奮闘してくださっている方々に深く感謝します。

＜月の位相＞

蟹座さまのルーラー、月について、です。

満月は8日で、天秤座18°です。それまでの時間が満ちて次のフェーズへ移る満月になりそうです。

新月は23日牡牛座3°です。牡牛座天王星のすぐ近くです。やがて太陽とコンジャンクションする露払いとなる新月かもしれません。何かの胎動は始まっているように思われます。

・・・・・・・・・・・・・・


天のカレンダーには、星の配置、ハウスの巡りに、良し悪しは書かれていません。
運がいいとも悪いとも、書かれていません。

書いてあるのは、「ありのままの、それだけのこと」。

起きていること、起きたことに意味づけをするのは、私たちが特定の概念に支配されているからかもしれません。

どんな事柄も、あなただけに特別に贈られてきたギフト。
ただ、添えられたカードが読めない文字で書かれている、それだけの事なのです。


Free Horoscope Chart　さんのチャートを使用しています。https://freehorocharts.com/


今回の画像は、フリー素材の「ぱくたそ」（https://www.pakutaso.com）さんから、カズキヒロさんのフォトモンタージュ作品を使用しています。