けれど、心を動かす何かに出会う。
それは恋かも知れない、
月末が近づいてきて、9月の記事を書こうとホロスコープを眺めてみても、どうにも「コレ」というポイントが絞り込めない、何か捕まりどころの見えないような状態を続けてきました。
仕方がないので、そのまま記事にしてみることにしました。
<9月のポイント>
この9月はあえて、「恋愛」や「愛情」について見てみたいと思います。
というのは、秋から冬に向けて金星が蠍座に近づく前に新しい恋を始めるには割と良い時間帯があるように見えたからです。それはほんの一瞬かもしれませんが。
何か一筋縄ではいかない時期ではあるのです。だからこそ、「恋」や「愛」について根本から考える環境が与えられる。どこかからどこかへ向かうその途中、そんな印象をうける9月ではないか、と思われます。
<全体の動き>
9月は地球から遠い天体から見てみます。蟹座さま誕生時太陽と180°の関係にある山羊座3天体が、タイトではありませんが「密」になっています。木星は17°、土星は25°、冥王星は22°で、木星と土星は9月に逆行から巡行に移ります。冥王星は逆行のままです。
天王星は逆行中で、牡牛座を10°から9°へ。海王星も逆行中で魚座19°です。
火星は牡羊座で、10日に逆行に転じるために27°から25°とほとんど動かない状態です。
金星は蟹座23°から7日に獅子座へ移動し26°へ。水星は乙女座21°から7日に天秤座、28日に蠍座へと移動し2°で9月を終えます。
満月は2日魚座14°。新月は17日乙女座です。2日満月は金星と土星がオポジッションで同日、17日は水星と木星がスクエアで同日です。
2020年9月15日のホロスコープ |
<時期的なものと蟹座さまへの影響>
山羊座3天体とそれにからむ天体たち
ホロスコープを眺めると、9月に目立つのは、ぐちゃっとまとまった山羊座3天体です。
この組み合わせで海王星とセクスタイル、火星とスクエアとなったりします。
木星は広いオーブで天王星とトラインです。
ただ、この山羊座3天体も、ほぼほぼ解けていく過程にあって、且つ、火星とのスクエアも海王星は調停関係にありますし、木星と天王星のトラインも逆行中であまり影響力はなく、結局、パッとしない状態なのですね。
何か障害になることがあったとしても、チクっと嫌味をいわれるとか、そのことで後で大きな教訓を得るとか、多くの蟹座さまにとっては既に対応できるレベルのように思われます。
逆に、この”スッキリしなさ”の方がイライラやじくじくとした鬱陶しさとして感じられて、マイナスの印象があるのかも知れません。
水星は山羊座3天体と、9月初旬は良好なアスペクトで、中盤にかけて対立するアスペクトを形成します。連絡ミスや確認漏れなど、情報関連は気をつけたいものですね。17日に新月とシンクロしているので、気持ちの緩みに気がついて切り替えのタイミングにできる可能性があります。17日から24日はこの方面、出来る限り慎重に、気をつけて。
9月の金星と「与えられるもの」、そして火星
金星は2日の満月と同じ日に山羊座3天体のうち土星とオポジッションを作ったあと、火星と天王星との関係へと移ります。
そこからの9月は多少我慢をしたり迷ったりすることもあるかも知れません。
ですが、月末29日の金星と火星のトライン、翌30日の火星と土星のスクエアが、なんだかこのほんの一瞬のタイミングが、この9月のすべてのように感じられるのです。
例えば、前半のぐずぐずした状況に月末の一瞬キラッと光るものが見えたり、月初から泥のように働いた何かが少しだけど報われたり、ずっと解けなかった問題がぼんやりと理解できたり。
それは、どこかからどこかへと移動するその途上。決して「改善」とかではないのです。移り変わりの途中の、何かの、小さなきっかけ、出来事、そんな気がするのです。
特に、金星がからんでいるので「恋愛」というのは、”有り”だな、と思います。
秋に向けて、金星は確実に蠍座、蟹座さま誕生時太陽から見て5室、愛や楽しみを司る部屋に移っていくわけで、そこに至る途中にポワッと遭遇する灯台の明かりのようでもあるのです。
翌日には火星は黙り込んでしまいます。魔法が解けるように現実に引き戻される可能性もあります。
だから、ほんの一瞬なのです。
とても小さな声、垣間見たメッセージ、そんな風に、新しい恋や新しい楽しみに出会ったり、これまで気にならなかった人や物事に興味を覚えたりといったことが「与えられる」ように思えるのです。
この秋から冬にかけて、金星は11月22日に蠍座に入り、12月17日には射手座へと移動します。その前に、あるいは、その「時」から送られてきた出来事である可能性もあるのではないか、と、考えてみたりするのです。
<誕生時太陽の角度ごとの蟹座さま>
前半さん
もしかすると、前半さんは最近、何かが通り過ぎた後のような感じを持っているのではないでしょうか。濃厚な重圧感で迫っていたものたちが、実はオズの魔法使いだった、とでも言うように。その感覚が、新しい靴に馴染んでいく途中なのだと少しずつ分かってくるのではないかなと思います。9月は5日から15日くらいの間、無駄なおしゃべりや情報関連に注意が必要かも知れません。
中頃さん
9月の中頃さんは、まだ時々悪い夢を見る、そういった雰囲気かも知れません。でもその悪い夢には何の根拠も、ましてや何かのパワーを持っているわけではなくて、ただの記憶の処理だと周りの人がアドバイスをくれるのだと思います。そしてそれは事実なのです。少しずつ解放されていく過程の中で、日々の移り変わりに目が向いて、確実に何かが変わったのだけれどそれも自分なのだと気がつくのではないでしょうか。
後半さん
「自分の底力に気がつく」「強さに気づく」そういったことが9月の後半さんにはあるのかも知れません。あるいは、以前はこう考えていたけど今はそう思えない、的な、それまでとは違う感覚を獲得する、といったこと。その違いが自分でも強さのように感じられるのではないかなと思います。決して波は穏やかではないかも知れません。だけどもう大丈夫。たどり着くべき港は見えているのではないでしょうか。
<月の位相>
蟹座さまのルーラー、月について、です。
満月は2日で、魚座12°。金星・土星オポジッションと同じ日に起こります。魚座海王星とは広いオーブですがトラインとセクスタイルという良好なアスペクトです。それまでとこれからにけじめをつけるには、この満月が力を与えてくれるのかも知れません。
新月は17日乙女座25°です。水星と木星のスクエアと同じ日です。「それ言っちゃダメ」的な出来事、情報漏えいについてのアドバイスがあったり、何かを秘密にして、と頼まれたりするかも知れません。そのことで少し考え込んだり。あまり気にせず、気持ちを切り替えるのに使える新月にしたいと思います。
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天のカレンダーには、星の配置、ハウスの巡りに、良し悪しは書かれていません。
運がいいとも悪いとも、書かれていません。
書いてあるのは、「ありのままの、それだけのこと」。
起きていること、起きたことに意味づけをするのは、私たちが特定の概念に支配されているからかもしれません。
どんな事柄も、あなただけに特別に贈られてきたギフト。
ただ、添えられたカードが読めない文字で書かれている、それだけの事なのです。
Free Horoscope Chart さんのチャートを使用しています。https://freehorocharts.com/
今回の画像は、
・虹の画像はMichelle MariaによるPixabayからの画像
・入道埼灯台からの照射のフリー素材 https://www.pakutaso.com/20190107014post-18743.html
・逆光と空のフリー素材 https://www.pakutaso.com/20170333065post-10542.html
こんばんわ
返信削除いつも学びながらブログを拝見させて頂いております
以前、コメントさせて頂いた1989年7月19日am10:06名古屋市生まれの後半の者です
2020年も残すところ2ヶ月となりました
2020年を振り返るとやはり色々な出来事は起きました
頭で考える事、心で感じる事が多数起きました
不思議な事にただ、起きただけでした
2017年や2018年、2019年とは感じ方が変わっていると思いました
語弊を生じるかとは思いますが「他人は自分が思ってるほど自分の事をなんとも思ってないんだ、考えすぎだ」と府に落とせるようになりました
2019年まで真っ暗な深海に落とされていましたが
2020年から暗闇に一筋の光がぼんやりと当たり
光をたどり、明るい港まで行けそうな雰囲気です
まだまだ山羊座三天体の影響は強いと思われますが精進して、生きたいと思う次第です
長文、失礼しました
これからもブログを楽しみにしております