自分も含めて、2020年の蟹座さまには牡羊座に居座っている火星の影響が強いかも、と書いてきた記憶があるのですが、私の場合の火星の影響は、火星のスクエアを連想させる謎の荒っぽい人物と、同じように謎の身動きの取れなさとなって現れています。
牡羊座から火星が移動する頃には、こういった事も過ぎ去っているでしょうか。年明け1月7日には牡牛座へ抜けるので、期待したいところです。
2020年11月も、この火星の影響が強いひと月と言えそうです。
早速見ていきましょう。
<11月の特徴>
11月は前半キツくて後半フッと緩む、そんなイメージです。
金星が天秤座から蠍座へと移動していくことで、中盤、金星と牡羊座の火星がオポジッションとなり、蟹座とオポジッション関係にある山羊座でごしゃっと絡まっている3天体のうち木星が、オーブながらクロスしグランドクロスを形成します。
その時期木星と冥王星もコンジャンクションするので、ちょっと警戒が必要かもしれません。
金星の蠍座移動に従って、月後半、徐々に緊張が緩んでいくように見えます。金星は天王星とオポジッションとなりますが、蟹座とはトラインという関係。ささやかな『変容』が起きる期待を感じさせます。
<全体の動き>
水星は天秤座26°から逆行中で25°まで戻った後4日に巡行となり蠍座26°へと移動します。
金星は天秤座4°から蠍座9°へ。火星は牡羊座15°16°をウロウロしながらほとんど動かず、14日に逆行から巡行に戻ります。
山羊座3天体は、木星が20°から25°、土星は26°から28°、冥王星が22°23°です。
海王星は魚座18°を動かず29日に巡行へ。天王星は逆行中8°から7°です。
新月は15日蠍座23°。満月は30日半影月食が双子座8°で起こります。
2020年11月15日のホロスコープ。右下黄色い丸が蟹座さま誕生時太陽。 中央右寄りに蠍座入りした水星と天秤座金星。左側上から山羊座3天体、海王星、火星、天王星。 |
<蟹座様への影響とその時期>
水星と金星
11月は、金星に先立って天秤座から蠍座へと移動していく水星が12月の金星の前座のようでもあるんですね。10月に、リフレインというか繰り返しのような現象が起きていたのですが、11月も初旬水星は逆行によって土星とのスクエアを繰り返してから、天王星海王星冥王星木星とアスペクトを形成して足早に蠍座を駆け抜けていきます。12月にかけて金星があとを追って同じような動きをしていきますので、水星がからんだ出来事、例えば情報関連で何か心に残ることがあれば、それは金星的なるものへのメッセージのように感じられます。
「忘れないで」とか、「リラックスして」とか、「ちょっと見方を変えてみて」とか・・・・。
実は私はもう10月中に受け取っている気がしていて、それは「しっかり確認して」ですね(笑。
ただ、それを行わなかったことで理解できたこともあるので、一概に気をつけていたからいい、というものでもないようです。
これからやってくる金星、例えば恋愛も含めた身近な楽しみに関することで、よく似ている出来事が繰り返される場面があったら、そのメッセージを思い出して違う選択をするのかも知れません。
11月中盤について
10日の金星火星のオポジッションを皮切りに、蟹座と金星火星のTスクエア(木星を含めたグランドクロス)の時間帯となります。
10日 金星火星オポジッション
13日 木星冥王星コンジャンクション
14日 火星巡行
15日 蠍座23° 新月
16日 金星冥王星スクエア、金星木星スクエア
17日 水星天王星オポジッション
19日 金星土星スクエア
これらのアスペクトのうち17日の水星天王星オポジッション以外は、蟹座さま誕生時太陽とはスクエア、オポジッションの関係となります。
この時間帯、深刻な事態ではないと考えられますが、ただ単に気分がすぐれなかったり、制限をかけられたり、身動きがとれないようなことや、うんざりする光景を目にしたり、誰かの怒りに巻き込まれたり、何かが終わったり手放したり、疑問に感じるような出来事が起こるかも知れません。あるいは、一見困難な問題が発生したように思われて、その実、後から考えると取り巻く環境が改善していたり目標に向かって進んでいたりするようなことがある可能性も。
17日の水星天王星は蟹座さま誕生時太陽とはトライン、セクスタイルとなります。この時に、先に書いた「メッセージ」を感じる蟹座さまもいらっしゃるかも知れません。
”3月や4月や5月より軽い”というイメージというか、そんなことを感じます。
この時間帯のことは、よくないことが起こる、というよりも、物事が先に進む、といったもののようです。
一部天王星との関連はありますが、海王星天王星は蟹座さま誕生時太陽とはトライン、セクスタイルという関係にありますので、ハードアスペクトも調停が効いている時間でもあるのです。
11月後半
後半にかけて緊張した時間は徐々に解けていきます。
21日 金星蠍座入座
24日 水星トライン海王星
27日 水星セクスタイル冥王星
28日 金星オポジッション天王星
29日 水星セクスタイル木星、海王星巡行
これらの動きのうち、28日の金星と天王星のオポジッションは、17日の水星をうけた金星のアスペクトとなります。恋愛や愛情に関することや「愛」そのものについて、あるいは、何か心の変化や変容を感じたり、そんな時間が訪れるのかも知れません。
11月は、中盤おだやかに過ごせればいいなと思いますが、2020年を締めくくる12月、20年に一度訪れる木星土星のコンジャンクションにむけて時が成就していき、思えば2020年の始まりからこれまで、私たちは大きな変化を受け留めその中で過ごしてきたんだなと、あらためて感じさせられる時間帯でもあるような気がしています。
<誕生時太陽の角度ごとの蟹座さま>
前半さん
もしかすると先月、前半さんは周囲のことで何か奮闘をしたのではないでしょうか。11月はそれも落ち着いて、だけど更に変化はおこりそうです。でも、それほど深刻じゃない。月後半、何かを見出し、それすらも手放す、そんな前半さんのような気がします。
中頃さん
中頃さんは今月、何かに向かって一心不乱に取り組むかも知れません。思い通りにいかないかもだけれど、そんなことはどうでもいいと割り切って、グングン前に進む、進めたいと励む。結果よりも大切なものを信じて、それを見つけていける中頃さんだと思います。
後半さん
後半さんは11月少しため息をつくかも知れません。ですがそれは決して悪いものではないのです。半ば呆れ気味に、少し笑を含んで、そしてそれによって自分の立ち位置とそこに居る意味を確認するような、そんなため息です。何かを達観する、後半さんにとって11月はそんな時間のように見えます。
<月の位相>
蟹座さまのルーラー、月について、です。
新月が15日蠍座23°です。蟹座トラインの位置にある蠍座で、海王星ともオーブながらトラインです。リラックスして気持ちを切り替えるのに使える新月と思われます。
満月は30日で、半影月食。双子座8°です。夕方16時台から欠け始めて20時台には終わるようです。晴れていれば空を見上げてみて、ほっと一息ついてみるのも良さそうです。
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天のカレンダーには、星の配置、ハウスの巡りに、良し悪しは書かれていません。
運がいいとも悪いとも、書かれていません。
書いてあるのは、「ありのままの、それだけのこと」。
起きていること、起きたことに意味づけをするのは、私たちが特定の概念に支配されているからかもしれません。
どんな事柄も、あなただけに特別に贈られてきたギフト。
ただ、添えられたカードが読めない文字で書かれている、それだけの事なのです。
Free Horoscope Chart さんのチャートを使用しています。https://freehorocharts.com/
今回の画像は、
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フリー素材の「ぱくたそ」(https://www.pakutaso.com)さんから
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