8月、不調というほどではないけど何かちぐはぐなことが続いて、何だろうなあと考えていたところ、木星の逆行が順行に転じたあたりからちぐはぐ感が落ち着くという経験をしました。
今考えると疑問の答えを探してあちこち訪ね歩いているような時間だったのですが、そのちぐはぐさというのが、不思議の国アリスを読んだ時のような、ウサギを追いかけてみたり、あっちに行ったりこっちに来たり、チェシャ猫や帽子屋が出てきたりというような、なんとも奇妙なちぐはぐさでした。
今は落ち着いて、経過を眺めているところです。
逆行、巡行も見落とせない要素ですね。9月は土星の巡行戻りがありますので、注意して見ていきたいと思います。
新しいフェイズが始まる9月。
恋愛や愛情に発展する時間帯の予感と、
ほっこり、しんみり『泣いていい』時の贈り物。
＜9月のポイント＞
水星と金星と火星が乙女座から運行する9月です。これらの天体とドラゴンヘッド、海王星を眺めていると、何か恋愛や愛情に関することの印象を強く受けます。このテーマで”心が動く時間”があるような気がします。
それから、月の中頃14日前後で何かが切り替わるタイミングがおとずれる予想も浮上しています。
前半と後半が、ちょっと違う雰囲気になるのかも知れませんね。身の回りのことや気持ちのあり方、など。
4月や5月の、ぼんやりして霞のなかにあったようなイメージに少し似ているようにも思われます。8月に区切りを迎えたものが、また、新たに始まる、そういう9月なのではないかと思われます。
これは後からは書かないことですが、蟹座さまにとって、スマホにインストールする還元ポイントアプリを選ぶのに適した時期でもあり、ポイントや決済を口実に新しいスマホや情報機器に乗り換えるタイミングと言えそうです。
では、詳しく見ていきます。
＜全体の天体の動き＞
9月、月や太陽以外でホロスコープのサークルの中で大きく動いている天体は水星、金星、火星です。
水星、金星、火星は初旬乙女座にあって、水星は乙女座4°から天秤座24°へ移動します。金星も同様に乙女座12°から天秤座18°へ移動します。火星は乙女座を8°から27°と運行します。
9月5日のホロスコープを見ると、とてもとても興味深く、
・おなじみの山羊座土星・冥王星と蟹座ドラゴンヘッドがオポジッション
・水星、金星、火星、木星、海王星がTスクエア
・ドラゴンヘッド、水星、金星、火星、木星、土星・冥王星、海王星がトラインとセクスタイルの四角形
・天王星を交えてグランドトライン
と、天空に見事な図を描いているのです。
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| 2019年9月5日のホロスコープ。 グランドトラインと、セクスタイル+トラインの四角形、Tスクエアの三角形が見えます。 |
この時間帯、相変わらず蟹座さまの誕生時太陽とは、ドラゴンテイルと土星・冥王星はオポジッションとなりますが、オーブで多少影響力は弱いとはいえ天王星がグランドトラインを作っていることで、厳しさもややマイルドになっているのではないでしょうか。
なにやら、賑やかな天空の様子となっています。
打って変わって、月後半は、前半とは様子が異なります。
14日の満月、水星火星のコンジャンクション、火星海王星のオポジッションを合図に、土星も18日から巡行に戻り、水星・金星と土星・冥王星はスクエアへと移行、木星と海王星のスクエアもタイトになります。
この時間帯は秋をゆっくり感じられる時なのかも知れませんね。
＜時期的なものと蟹座さまへの影響＞
・初旬
まず、初旬は前述したように、ホロスコープにはとても印象的なシグナルが重なって描かれています。これらの図の中を乙女座を運行する水星と金星、火星が他の天体と次々とアスペクトを形成していき、それぞれの天体が刺激をし合う関係となっているために、とても賑やかなワクワクする、ソワソワする時間帯になるような気がします。
やや緊張感もありますが、新しい何かが待っている、始まっているからなのかも知れません。
学生さんは気持ちも引き締まる新学期、ご家庭でも子供の新学期や学年後半期の準備など、ビジネスシーンなら活気ある忙しさの上期末を迎えるのでしょうか。
恋愛や愛情に関すること、身近な出来事など、ややロマンチックなムードもあります。もしかすると出会いのチャンスもあるのかも知れません。
この時期の出会いの場所はパブリックなシーンのように見えます。水の音のするオフィスビル群の中庭とか、裁判所に近い駅やバス停、学校や公共施設など。お見合いや人の紹介で会うときも、なぜかそういう場所にセッティングされたりしそうです。
また、一部の蟹座さまは、他の人にはわからないけれどデジャヴを感じるような瞬間やとてもロマンチックでファンタジックな、ほっこりするような、そんなメッセージを受け取ることもありそうです。
・中旬
そして中旬、14日前後に満月をともなって、雰囲気が変わる時間帯があります。
賑やかに始まった年後半が、ちょっとなじんでくる、落ち着いて周囲を見渡す時間となる、そういうイメージです。
ふっと、「あ、夏も終わるな・・・」みたいな、息をつくタイミングだと思います。
・下旬
後半は前半とは違う空気感になるように感じられます。
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| 2019年9月25日のホロスコープ。 |
ホロスコープに描かれていたグランドトラインや4点のセクスタイルとトラインの四角形もほどけ、落ち着いた雰囲気となります。ふわーっと空を舞っていた蟹座さまの気持ちや心持ちが、静かに地上に降りて足をつけるような感じでしょうか。
前半に受け取ったメッセージや、誰かの気持ち、何かの案件について、ゆっくり考えたり検討したり、思いを巡らすことが出来る時間帯になるような気がします。
また、前半に忙しくて手がつけられなかった、先送りしてしまっていた家事、諸用、履修中のコース、何かの返事など、ある種”散らかしてしまったまま”の物や事の片付けも、10月が近づくにつれて徐々に着手することになりそうです。
何かに気がついてそこから学んだり、感動したり、悲しいというのとは異なる心の奥からこみ上げてくる感謝のような感情に胸が震えることがあるかも知れません。「泣いていいよ」と天が教えてくれる時間のようです。
2019年という時間を過ごしていくうちに、感じ方が変化した蟹座さまもいらっしゃると思うのです。そのことをしっかり受け止められる、そんな9月後半になるような気がします。新月が29日。「ここから始めよう」というシグナルとなるのではないでしょうか。
実のところこの9月は、とてもバランスのとれた、キレイな箱入りのスイーツのような印象もあるのです。
9月を通して、夏の疲れに対するケアを心がけてください。初旬の頑張りのケアも忘れずに。
9月には2度の連休がありますが、その前後近辺でリフレッシュする、ちょっと一休みしてみるという選択もありだと思います。
＜誕生時太陽の角度ごとの蟹座さま＞
前半さん
9月の前半さんを象徴するのは、天王星です。8月の奮闘の結果がゆっくりと形になっていくようです。
逆行となっていますので、前半さんの中で、新旧、新しいものと古いものの刷新、比較やチャレンジやトライがあるように考えられます。自分には合わないな、と思っていたことが案外マッチしていた、とか、敬遠していたけどやってみたら面白かったという事があるかも知れません。
行ったり来たりで戸惑うこともあるでしょう。もしかすると、そういう時というのは、自分を真っ白にして水が染み渡るように対象に全面的に耳を傾けたり、一つずつ確認しながらゆっくり積み上げていける、大げさではないスタート地点のようにも思われるのです。
中頃さん
9月初旬の賑やかさの渦中にいるのは中頃さんです。中頃さんの良い面が全開フルスロットルになるように思われるのです。前半はとにかく、外へ外へと向かってエネルギーを使うのではないでしょうか。
忙しさに周りが見えない時もあるかも知れません。
後半に近づくにつれて、雑音が静まるように気持ちの内側に意識が向かうような時が増えていくように思われます。
ふっと不思議な感覚に気がついたり、懐かしい人に出会ったり物に触れたりするような瞬間があって、それについて考える、記憶をたどるようなことがありそうです。
気持ちが落ち込んでいる、というよりも、それは熟成の時間なのだと思います。特に恋愛面でその傾向があるのではないでしょうか。
後半さん
最近、「そう言えばあれは何だったんだろう」みたいなことを、後半さんは思い巡らすことがあるのではないでしょうか。4月5月頃にあった何かを、とても奇妙に感じ、あるいは不思議に思い、そこから少しだけ時間軸を大きく長く考えてみたりする。
後半さんに、ゆとりが生まれてきていて、それが根付き始めているのだと思います。
もしかすると昨年後半あたりから色々なことがあって、激流の中を泳いでいるような時期があったかも知れません。でも、あの奇妙なことをそのまま受け入れている自分に気がついて、これはこれでありなのかも、と、9月中旬から活気付く後半さんは、気持ちのどこかで思わずクスッと笑ってしまうのではないでしょうか。
＜月の位相＞
蟹座さまのルーラー、月について、です。
9月は満月が14日魚座21°です。海王星と非常に近い度数です。
前述したように、この満月前後が9月の切り替わりのタイミングとなる可能性があります。
また、海王星は現在蟹座さまの誕生時太陽とトラインのアスペクトを形成していますので、この満月と誕生時太陽がトラインになる蟹座さまもいらっしゃることになります。
さらに魚座21°はオーブの範囲で、蟹座運行中のドラゴンヘッドとトラインになります。
この度数に誕生時太陽がある蟹座さまをはじめ、これらの影響をうける可能性があります。デジャヴや奇妙な夢を見たりなど、不思議なことがあるかも知れません。
9月の新月は29日です。天秤座5°です。蟹座前半さんをはじめ、ちょっとだけしんみり出来る時間帯が持てると思います。過去のことを思い出したり懐かしい歌を聴いたりして、それをきっかけに『今』という時間を再構築して、週明け月曜日に気持ちを切り替えるタイミングに使えるのではないでしょうか。
月の黄経が蟹座の太陽と良好なアスペクトを形成するのは、3日〜5日の蠍座、13日〜15日の魚座、1８8日～20日の牡牛座、23日、24日の蟹座、27日～28日の乙女座です。
前向きな気分でいられるでしょう。
＜やっぱり気になっていること＞
書こうかどうしようか迷ったことなのですが、ラストに少し書き足します。
実はこの9月のホロスコープからは、どうしても、『先送り』というイメージも受けるのです。いろいろな先送り事項はあるのだと思いますが、特に、恋愛や愛情に関する『先送り』。
これは、今は答えを保留しよう、もう少し様子を見よう、という姿勢でもあり、踏みとどまろう、という意思や静かな決意でもありそうです。
答えを出すのが良いのか良くないのか、それも、実のところ、ぼんやりとした霞の中なのです。
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天のカレンダーには、星の配置、ハウスの巡りに、良し悪しは書かれていません。
運がいいとも悪いとも、書かれていません。
書いてあるのは、「ありのままの、それだけのこと」。
起きていること、起きたことに意味づけをするのは、私たちが特定の概念に支配されているからかもしれません。
どんな事柄も、あなただけに特別に贈られてきたギフト。
ただ、添えられたカードが読めない文字で書かれている、それだけの事なのです。
Free Horoscope Chart さんのチャートを使用しています。https://freehorocharts.com/
今回の画像は、フリー写真素材ぱくたそさんの画像を使用しています。
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