この10月、天空には特徴的な図形がホロスコープに描かれていて、それはもしかするとほんわりラッキーな事や嬉しくなるような事がありそうな印かも知れません。
まずは、9月のおさらいですが・・・
14日あたりから空気感が変わりそうな気がしていたのですが、変わったのは気候で、急に寒くなったようで慌てて秋物を着始めたのがまさにこの週だったなぁと思い返している9月末です。風邪をひきそうなくらい寒い体験をしました。
月末に近づくにつれて気分が徐々にブルーな色を帯びてきて、満月を前にガシッと落ち込んで体調もダウン。眠気のあまり、なんと陽射しがビシビシあたる駐車場で寝込んでしまい、少しだけ降ろした窓からの風が気持ち良くて、秋だなーと妙に納得したりしていました。
体調のコントロールは、木星と海王星のこともあって、繊細な手綱さばきが必要な時期なのかも知れませんね。
個人的には、ものすごく大きな不安と先の見えなさを抱えていて、やたらブルーな気分であったりするのですが、一方でそれまで考えもつかなかった不思議な希望も伴走しているという状態です。
これはいつ頃まで続くのか、その辺りも興味津々で10月のホロスコープを眺めてあれこれと考えています。
さて、天空に描かれた図形が示す10月は、何が待ち受けているのでしょうか。
今居る場所と、今居ない場所の自分自身を見つめる10月。
過去と現在の間に既視感が浮かび上がる
天空に揚がるカイトが示す約束の秋。
<10月のポイント>
ホロスコープを見ると、蟹座さまの10月の星模様はとてもシンプルなのです。10月15日のホロスコープでは天空に大きなカイト(凧)が描かれています。
10月はこの天空のカイトがメインのイベントになるように考えられます。
示している出来事があるなら、それはまずは『恋愛』や愛情に関する事ではないでしょうか。あるいは、個人的な何かの出来事。
凧の背骨となっているドラゴンヘッド/テイルと土星の影響で、10月に起こる出来事があるなら、何か過去生、あるいはこれから先の未来からのメッセージを隠し持っている可能性があります。
では、詳しく見ていきましょう。
<全体の天体の動き>
10月は水星と金星が、水星は3日、金星は9日に、それぞれ天秤座から蠍座へと移動します。
この移動に従って、ほとんど動きのないトランスサタニアンの天体やドラゴンヘッド/テイルとのアスペクトに、三つのトライン(グランドトライン)とオポジッション、二つのセクスタイル(小三角)による凧の形をした『カイト』が出現するのです。
蠍座16°の水星・金星(22日16°)と魚座16°海王星、蟹座11°のドラゴンヘッドのトライアングル、ドラゴンヘッドと山羊16°座土星(ドラゴンテイル)のオポジッション、水星・金星/土星/海王星とがセクスタイルと、オーブはありながらきれいなカイトとなっています。
カイトは背骨を持つ事から、補強する要素とも考えられますし、また、凧の示す方向と見る事も出来ると思います。
グランドトライン(トライアングル)の良好な関係の骨となっているのが、時間と空間を超える宿命と過去生のドラゴンヘッド/テイルと、ルールを司る土星というのが、とても興味深い配置です。
水星と金星は同時に、天王星とのオポジッションも形成します。また、月末には火星と土星がスクエアとなります。
2019年10月15日のホロスコープ。ピンク色の丸の中が、 水星・金星、土星、海王星、ドラゴンヘッド/テイルです。 |
<時期的なものと蟹座さまへの影響>
楽しみなのは、15日から22日の時間帯です。
・10月初旬
まず、初旬は水星・金星ともに天秤座から蠍座へと移動する時間帯で、前半さんから徐々に、蟹座さま誕生時太陽とスクエアの関係になっていた2つの天体の変化が感じられるかも知れません。一方で火星が乙女座から天秤座へと移動しますので、こちらは逆に前半さんから動きの鈍さや微妙な退屈さ、あるいは誰か男性とのささいな躓きがある可能性も。オーブですが木星と海王星のスクエアもありますので、疲労や身体の重さとして現れる場合もありそうです。
10月の満月は14日で牡羊座で起こり前日13日には金星と天王星とのオポジッションもあり(7日には水星と天王星がオポジッションです)、この時間帯、一部の蟹座さまは瞬間的にあまり嬉しくない心持ちを感じたりしそうなんですね。例えばそれは、変わり映えしないな、とか、状況に変化なし、とか、やっぱり思違いだったかな、というようなため息交じりの時間です。
ですが、ここがスタート地点というか、ここで一度膝を曲げてジャンプに備える的なタイミングではないかな、と思います。
・10月中旬 15日から22日
15日の水星土星のセクスタイルをきっかけに、16日には前述した水星、土星、海王星、ドラゴンヘッド/テイルの最もタイトなアスペクトのカイトが形成されます。22日には金星のカイトとなりますので、約1週間この時間帯は継続するのではないかと考えてよいのではないでしょうか。
カイトの中央の背骨、真ん中を貫くオポジッションは方向性を示す、とか、支持(支援)するといわれます。その見方をとるなら過去生と現世をつなぐ何らかのメッセージや愛情や恋愛、何か身近な出来事などが起きても不思議ではないのです。さらにそこに法やルール、規則や慣習といった性質を司る土星という要因が重なります。
ちょっと話はズレますが、法律、または法に関して柔軟性をもたせて考えるなら、法やルールは人々のコンセンサスである、という捉えられるでしょう(あくまでも社会現象としてのもので、条約等とは異なります)。つまり、ある集団の”みんなが、または大勢の人が「これがいいよね」と合意した取り決め”、ではないかと。そしてそれは環境・状況の変化によって、変わっていくものでもある、ということです(必要な手続きを踏んで)。
これは当たり前といえば当たり前なのですが、そう考えるなら、ある集団の中のコンセンサス(土星)としての人間関係(ドラゴンヘッド/テイル)が成立する時間帯、とも言えるのではないでしょうか。
そこで、一つの解釈としては、仮に恋愛関係にあるカップルに瞬間的に「結婚」というテーマが浮上する可能性はあると思います。または、何らかの契約の締結など。
つまり、『婚約』です。
カイトというアスペクトには小三角があるのですが、この角度はただの棚ぼたのラッキーではなく努力を伴う「確実な成長」でもあります。そこにドラゴンヘッド/テイルという要素が巻きついていますので、宿命や運命を伴うものとなる可能性もあると考えられます。つまり、きっかけやそこに至る事態に対する「法的」な、半ば強制的な選択、結果としての「婚約」もあるのではないか、とも思われます。
交際を始めてまだ間がないカップルさん達の場合は、周囲に二人の事が知れ渡るという形で影響があるのかも知れません。周囲から囃されてなんとなくその気になる、という展開も。
また、出会いを求めている蟹座さまは、海王星の良い影響を受けられる可能性のある水に関連する場所や海に近い場所、土星を感じさせる空間、例えば公共施設、厳格で重厚な歴史ある場所などがラッキーポイントと言えるでしょう。
恋愛や愛情に関する事以外でも、夢やビジョン、ファンタジーやイメージに関する身近な事にこの影響はあると思われます。ぼんやり思い描いていた何かに対する情報が飛び込んできたり、具体的に資金を得たりというタイミングが巡ってくるかも知れません。
最近、悪いところがあるわけでもないのに体調がすぐれなかった蟹座さまには、ふと手に取ってみたサプリが自分にあっていた、というようなことも考えられます。法律的な事案を抱えている蟹座さまには、一定の成果や方向性が見られるかも知れません。
仕事に関連する事なら、やはり新規の契約や取引先からの契約延長の話が持ち込まれる、取引先へのプレゼンの結果が契約という段階に進むなども可能性ありと思われます。
・注意が必要な点と、月末まで
注意が必要な点は、恋愛や交際中の関係なら、ふわーっとロマンチックなムードが高まって思わぬ方向へ流されてしまうといったことや、それによって葛藤や悩みを抱えてしまう結果になることです。他にも、突然望まない法的な話に発展する可能性も考えられるでしょう。
または、公的なルールや慣習に対して、ちょっとした気持ちの変化や日常生活への疑問を抱えてしまうことで、誰かと衝突するという可能性にも気をつけてください。衝突したら、素直に気持ちを話して謝ってしまいましょう。この時間帯ならこじれずに済むのではないかと思います。
いずれにしろこの時間帯は、身の回りの出来事の中に、過去のカルマの解消、「過去生での約束」を果たせる「現世の時」が訪れるのではないでしょうか。宿命の法則のようなものが垣間見えるのではないか、と、ホロスコープを見て考えてしまうのです。
22日を過ぎ、月後半には火星土星のスクエアが待っています。これには海王星がセクスタイルとなっていますので、先延ばし先送りというムードも漂います。
物事にはしばしの成熟期間も必要かと思います。焦らず吉報を待つ気持ちで、深まる秋を眺めてみてはいかがでしょうか。新月が28日蠍座4°となっていて、胎動を始めるサインのようにも考えられるのです。
<誕生時太陽の角度ごとの蟹座さま>
前半さん
前半さんの10月のポイントは初旬です。水星、金星が蠍座へと移動する4日、5日頃から中旬にかけて変化の兆しがあるのではないでしょうか。ちょっとざらついた気持ちを感じて、それが少しづつ変化していく。そんな移り変わりを体験するかも知れません。天王星の支援はしっかりついていますので、秋の空と同じようにくるくると変化する事態や気持ちを楽しむ余裕を、じっくり味わってみるのはいかがでしょうか。
ドラゴンヘッド/テイルの誕生時太陽との合が近づいています。心の深い場所に気持ちを向けてみて、本当に成し遂げたい事について考えてみるのも適した時間だと思います。
中頃さん
10月も天空のメインテーマは中頃さんの度数で起こります。このため多くの蟹座さまが影響をうける事になっているのですが、10月の中頃さんは、その点にフォーカスを合わせてみるとさらなるラッキーを呼び込めるのではないかなと思うのです。
この10月のラッキーを他の人にもおすそ分けする気持ちです。
10月のホロスコープは、自分だけのためではなく誰か他の人も笑顔にしようという空気をまとって、コツコツ一歩ずつ前に進む心持ちで過ごすと、周囲の人間関係がゆっくり変化していくような、周囲に和やかな雰囲気を拡散できるような配置だと考えられるのです。
もしかするとそれが、中頃さんが過去生から持ってきた約束の一つなのかも知れません。
後半さん
10月の後半さんは、確認する、あるいはもしかすると何かを確信する、そんな事があるように思うのです。ごめんなさい、これには何か根拠となる星の配置があるというわけではないのです。が、ふと、そう感じたのです。
10月の下旬にかけての事で、または、初旬からそれは始まって、下旬にかけて確信に至るような事かも知れません。
「あれはそういう事だったのか」とか、「あれで良かったんだな」と、それまで絡みついていた力が、ふっと、抜けていくような時間があるのではないかと思われます。
そして後半さんはクスッと笑ってみて、それが例えようもなく「カッコよくて素敵」で、それを見ている誰かが、後半さんが気がついていない(かも知れない)場所にいる気がするのです。
<月の位相>
蟹座さまのルーラー、月について、です。
10月も満月は14日で、牡羊座20°です。蟹座さまの誕生時太陽とはあまりスッキリしない関係です。もやもやした気持ちを抱くかも知れません。早めに寝て体調を整えるなど、中旬に備えてみてはいかがでしょうか。
新月は28日、蠍座4°です。月と太陽に対して天王星がオポジッションとなっています。前述したようになにやら「胎動」を感じさせる新月なのです。ちょっと、まあ、そう・・・文字どおり愛の結果としての「胎動」が起こるのかも知れません(あえて意味深)。
月の黄経が蟹座の太陽と良好なアスペクトを形成するのは、1日、2日の蠍座、10日〜12日の魚座、15日~17日の牡牛座、20日〜22日の蟹座、24日~26日の乙女座、28日〜30日の蠍座です。
前向きな気分でいられるでしょう。
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天のカレンダーには、星の配置、ハウスの巡りに、良し悪しは書かれていません。
運がいいとも悪いとも、書かれていません。
書いてあるのは、「ありのままの、それだけのこと」。
起きていること、起きたことに意味づけをするのは、私たちが特定の概念に支配されているからかもしれません。
どんな事柄も、あなただけに特別に贈られてきたギフト。
ただ、添えられたカードが読めない文字で書かれている、それだけの事なのです。
ホロスコープの画像は Free Horoscope Chart さんのチャートを使用しています。https://freehorocharts.com/
今回の画像は凧の画像はDimitris VetsikasによるPixabayからの画像を使用しています。
また、指輪の画像は フリー写真素材ぱくたそ さんの画像を使用しています。
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