2019/11/24

2020年の木星、蟹座さまの7室を考える。





このエントリーは、占いというより占いの周辺で、”あ、こういうコトかな?”と思ったコトを書いてみます。
来月12月に移動し来年2020年、蟹座さま太陽にとって7番目のハウスを運行する木星についてです。


7室は配偶者、パートナー、ライバルといった「相手」「相手との関係」「対人関係」について見るハウス、と言われています。蟹座さま太陽から7番目は、山羊座になります。

現在、土星と冥王星も7室を運行中で、木星を含めてトリプルコンジャンクションとなり、蟹座さま太陽からはトリプルオポジッション、180度のハードアスペクトです。緊張感のある関係が想像されます。

この流れで考えるなら、配偶者とのトラブルやライバルとの確執、パートナーとの何らかのいざこざなどに注意が必要と読むことになるのですが、太陽占星術でそれをやると、誕生時の太陽がどの星座にあっても、7室に天体が入ると配偶者やパートナーとはトラブルしかない、ということになってしまいますよね。

なので、太陽占星術でハウスの影響を見る時は、おそらく、それぞれの誕生時ホロスコープで他に影響する感受点がある場合に何らかの事象が発生する、と見たほうが妥当ではないかと思うのです。

マンデーン占星術、特に金融占星術には感受点が複数重なる日柄を変化日とする読み方があり、その統計的手法は他でも有効なのではないかと考えています。

2020年、シンプルに占断するなら、木星が7室でハードアスペクトという事から見て、誰か「相手のある何か」に緊張を抱える可能性は大きいと思います。
とくに配偶者やパートナーとの関係について、取り組む事になるのかも知れません。
恋愛運なら、2020年の恋愛は上手くいかない、とか、ライバルに先を越されるとか読むのかも知れません。

折しも、先日ハラスメント防止法が成立し、次の4月から施行されるそうです。
木星と同時に7室を運行する土星の事を考えると、この法律に絡み職場で起こる何らかの動きに巻き込まれたり、蟹座さまが当事者になる事もある可能性もあるでしょう。

誕生時のホロスコープに、他の、重なる感受点があれば、その可能性は強まるかも知れません。

このような時期、一般的に考えられるアドバイスとしては、土星冥王星の影響もあり、出来る限り穏便に波風を立てずやり過ごす事が望ましい、と伝えるのが良いのでしょう。
あるいは、その出来事に正面から向き合い、本当に真剣に心から取り組む事。

そしてひとつ、これらの可能性が起きるとしても、それは1年間という限定された期間に過ぎないのです。
仮に腐れ縁を断ち切るなどこの期間が恩寵として働くなら、1年間しかない、と言えるのです。

この1年は、チャンスなのでしょうか、ピンチなのでしょうか。


天体は巡り時の様相は刻々と変化し続け、全く安定する事がありません。
なぜ、安定しない変わり続ける状況の中で、私たちは翻弄され、あるいは抵抗し、奮闘し、終わらない葛藤を抱え落ち着く事がないのでしょうか。
もしかすると、この「安定しなさ」「永続性の無さ」こそ、私たちが気付くべき最大のテーマなのではないでしょうか。


天空のカレンダー読みとして、この期間の使い方を提示するなら、「起こる出来事」あるいは「起きるかもしれない何か」に対する不安に対して「安定しなさ、永続性の無さ」というポイントを思い出して欲しい、と思います。

私たちは「出来事」に一喜一憂する事を、当然のように信じて、日々を過ごしています。
だけど、もしかするとそこには、本当に求めている、探しているものは、無いのかも知れません。


2019年から2020年。蟹座さま誕生時太陽と木星・土星・冥王星のトリプルオポジッションは、何かまだはっきりとはわからない「これまで」と「これから」を別つ、分岐点になる可能性を秘めている気がしてならないのです。



このエントリーの画像は、kuhuによるPixabayからの画像を使用しています。

0 件のコメント:

コメントを投稿