更新が遅くなってしまいました。これを書いている時点でもう12月なのです。
早いですね(笑えない)。
占星暦だけを眺めていても足早に過ぎる様子が見てとれるので、急いでお伝えしたいなと、割と焦っています。火星が蠍座にあるので、その事も影響しているかも知れません。
慌ただしさの日々に
天空のグランドトライン。
指し示す2020年。
<12月のポイント>
この12月のポイントは、木星の山羊座入りと金星による、なんだかもう2020年になってしまったような雰囲気と、中盤に迎える火星と海王星、木星と天王星のアスペクトでしょうか。2019年後半に天空にあったカイトが、ほんの一瞬、月が描くものとなるのも中盤です。
このカイトは12月火星が絡んでくるために、というか、火星が蠍座を運行するので、蟹座さまは動きます。行動します。
火星はこの時期海王星と絡んで、蟹座さま誕生時太陽とグランドトラインとなるのですね。これも中盤。
その事もあって、これら天空の動きも、慌ただしく日々を送っているうちに過ぎて行き、月末、ふと気がつくとそこには2020年の空気が感じられる。そんな一ヶ月になるのかな、という気がしています。
<全体の動き>
これは毎年の事で、というか冬の時期、太陽に近い天体が射手座や山羊座水瓶座、魚座と巡っていくために仕方がないのですが、いきおい、多くの天体が蟹座さま誕生時太陽と180°のアスペクトになってしまいます。
当然12月もそうで、まずは金星が、山羊座から水瓶座へと移動します。2020年についてはしつこいくらい書いていますので、そちらも参考にしていただきたいのですが、山羊座2天体とそれぞれコンジャンクションします。
水星は蠍座18°から山羊座2°へ。
火星は蠍座を7°から27°へ。途中金星、海王星とアスペクトとなり、海王星とのトラインは蟹座さま誕生時太陽とグランドトラインとなります。
木星は3日射手座から山羊座へと移動し、6°まで進みます。土星冥王星はそれぞれ山羊座17°から21°、21°から22°です。
海王星は魚座15°16°。天王星が牡牛座2°3°です。
月末、ドラゴンヘッド/テイルが蟹座山羊座で8°にあって、新月が山羊座4°で金環日食となります。
<時期的なものと蟹座さまへの影響>
12月の蟹座さまは「動く!」蟹座さまだと思います。とにかく行動的になる蟹座さまがいらっしゃるのではないでしょうか。
火星が蟹座さま太陽から見て第5室の蠍座を動くので、12月を通して、もう元気いっぱいの火星がものすごく元気に動き回ります。5室は恋愛やレジャー、スポーツやクリエイティブなこと、趣味や子供(妊娠)を見る部屋です。
ああもう、ほんとにほんとに、クリスマスに走り回ることになるのではないでしょうか。
・12月前半から中盤
前半は比較的静かなんですね。4日金星と火星がセクスタイルとなります。ここでの行動は、どんな結果であれ、何らかの結果に繋がる気がします。
というか、動きたくなる感じが濃厚です。特に5室関連の物事に対して。少なくとも、ショッピングはすると思います。クリスマスプレゼントや年末年始のお届け物、冬物の衣料や、スポーツ用品。
意外に、今乗っている車とは違う、ブレーキシステムなど安全性の高い、でもスポーツタイプの車を買っちゃう感じもあるのです。あるいは、家族のための大きめの男っぽい車。窓にはクリスマスデコレーションのあるディーラーのショールームに、子供たちといる家族のイメージがあるのです。
中盤に差し掛かると、金星は土星とコンジャンクションとなります。11日です。この金星は14日には冥王星とコンジャンクションとなるのですが、2020年の予行演習のように思われます。ここではとてもささやかな別れと出会いを感じるのではないでしょうか。
13日には火星が海王星とトラインとなり、蟹座さま誕生時太陽とはグランドトラインとなりますので、忙しさもピークかもしれません。恋愛や趣味のことなど、楽しみもありそうです(2019年12月の恋愛編をご参照ください)。
続く16日には木星が天王星とトラインとなります。木星の無邪気な意地悪を天王星が諌める印象です。あるいは、何かの決別があるのですが、もう次が始まっているのでそれはそれとして受け止める、そんな感じです。
この日もとても忙しく、慌ただしくなるかも知れません。ですが、この日の前後、ゆっくり一人になる時間をほんのわずかでも作って、これまでのことを思い巡らすよりも、しっかりとこれからの方向に目を向けて、気持ちを切り替える時間にすると良いような気がします。
さらっと書くとこの日はこんな感じなのですが、個人的には、2019年のとても重要な1日なのではないかなと思ったりもするのです。
・12月後半
下旬にかけて、後始末というか、まとめにはいる時期になると思います。水星のアスペクトがあり、情報のやり取りが行われます。はじめつまづき、後で整理されます。
22日の金星と天王星のスクエアは、結局何も変化はなかったよね、みたいな空気があるのですが、確実に時は移動しています。
月末にかけて、中盤の木星と天王星が再度クローズアップされてくることで、その実感が高まるかも知れません。
これは仕方のないことで、もう、自分も含めて、人々の気持ちのどこかでは2020年に対して準備が始まっているのです。
<誕生時太陽の角度ごとの蟹座さま>
前半さん
16日の木星と天王星のトラインは、前半さんの角度で起こります。このことは、なんとなく、これまでの蟹座さま前半さんたちの、長きにわたる冥王星山羊座時代のひとつの終わりを告げるのではないかと思われるのです。あの冥王星の衝撃を思えば、木星も土星も、そして迎える2020年も、甘くはないけれどどこか懐かしい面影を感じさせて、そんな中、前半さんは歩みを始める決意をするのではないかと思うのです。
中頃さん
もうね、12月の火星と海王星は中頃さんの味方なんですよ。土星が睨みを利かせていますが、それもまあまあと諌められて、木星も天王星に諌められて、忙しく、だけど楽しく動き回る、そんな中頃さんの12月になると思います。怪我と風邪、はめをはずし過ぎないように注意して、思い切り楽しんでみるのもいいのではないでしょうか。
後半さん
12月の後半さんは、初旬から前半静かで、徐々に忙しくなり、月末にかけて大いに動くことになるように思われます。その動きの中には、「反撃に出る」ような側面もあるのかも知れません。前半に練っていた構想を下旬にかけて行動に移すような事であったり。そんな後半さんの動きには、寄りかからない自立した意志があると考えられます。
<月の位相>
蟹座さまのルーラー、月について、です。
満月は12日で、双子座19°です。月を眺める余裕はないかも知れません。あえて夜空を見て月を探す、そんな夜にしてもいいように思います。
新月は26日山羊座4°で、金環日食です。クリスマスを過ぎ、年の瀬に向かいます。気持ちは既に新年に動いているかも知れません。一部には、自身の運命について考える蟹座さまもいらっしゃるのではないかと思う新月です。
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天のカレンダーには、星の配置、ハウスの巡りに、良し悪しは書かれていません。
運がいいとも悪いとも、書かれていません。
書いてあるのは、「ありのままの、それだけのこと」。
起きていること、起きたことに意味づけをするのは、私たちが特定の概念に支配されているからかもしれません。
どんな事柄も、あなただけに特別に贈られてきたギフト。
ただ、添えられたカードが読めない文字で書かれている、それだけの事なのです。
チャート画像は Free Horoscope Chart さんのチャートを使用しています。https://freehorocharts.com/
今回の画像は、フリー写真素材ぱくたそ さんの画像を使用しています。
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