2020/05/31

蟹座(かに座)さま。今月の星占い。<2020年6月>

 


自分も含めて蟹座さまにとっては、山羊座3天体がトリプルオポジッションという2020年がまだ半分も過ぎていないのに、1月2月のことがもう随分前に事のように感じたりしていませんか。
激動したという印象は薄いですが、変化の振れ幅が大きかった気がします。
世相に影響を与えるといわれる冥王星は、そういった再生への衝撃を示している天体なのでしょう。


大きく動いた後は、しばらくの間馴染ませたり、発生したエネルギーを拡散する時間帯があるもので、6月はそんなひと月になるのではないかなと考えています。
運行の太陽が誕生時太陽と重なっていくこの時間帯を、星空が示すように、おぼろげで目に見えにくい領域も含めて、変化・成長につなげたいなぁなどと思うのです。


<6月のポイント>

天体同士のアスペクトが混み合ってないひと月です。その中で火星が際立っています。

オーブながら山羊座の天体たちと海王星のアスペクトが基調としてあり、そこに火星の動きは絡みます。
月末には再びの木星と冥王星のコンジャンクションが起きて、3月末から4月初旬にかけての「何か」が再確認される事になります。
水星が途中逆行しながら蟹座を運行しますので、情報や情報に関する事やメッセージに触れる機会が増える可能性もあります。

それから何より運行の太陽が蟹座に入ります。

一見、地味でシンプルな1ヶ月です。ですが、地味だからこそ確実に何かが進行し馴染んでいく時間帯なのではないでしょうか。それは後から思い返してみて気がつく、実は大きな変化が起きていた時間なのかも知れません。

2020年6月15日のホロスコープです。微妙ですが、金星と木星がトラインを形成しているのが見えます。

<全体の動き>

水星は蟹座を3°から14°まで、途中逆行しながら運行します。
金星は双子座。こちらも逆行中で15°から5°まで移動します。
火星は魚座12°から牡羊座に移動します。29日が牡羊座入りです。
山羊座運行中の天体では木星は24°26°、冥王星は24°。土星は水瓶座1°から0°です。木星・土星・冥王星は逆行中。
天王星は牡牛座を8°〜9°で運行中です。

満月は6日半影月食となります。射手座15度。新月は21日金環食で蟹座0°です。


<時期的なものと蟹座さまへの影響>

火星 恋愛と愛情・仕事や日常生活

タイトなアスペクトが少ない中で、蟹座様誕生時太陽と角度を持つ火星が際立っている6月です。月初金星とスクエアを形成してから月中には海王星とコンジャンクション、その後月末にかけて冥王星・木星・土星の順でセクスタイルとなっていきます。
29日には牡羊座に入座し年末まで居座ることになりますので、その前に蟹座さま誕生時太陽に対して大きな役割をはたしてくれる可能性があるでしょう。

月初は少し戸惑うような事もあるでしょうが、月中から蟹座に太陽が入る時にかけて気が上がっていく感じです。

火星のアスペクトの時間的は進行は、
・3日に金星とのスクエア
なんだか散財しそうな、時間や気持ち、行動が結果的にあまり結果につながらなかったなという印象を持ちそうです。
・13日に海王星とのコンジャンクション
忙しいだけで何が出来たのかな?という疑問を持つかも知れません。あるいは、ちょっと気が緩みがちになるかもです。
・19日に冥王星とのセクスタイル
・20日に木星とのセクスタイル
・28日に土星とのセクスタイル
それぞれのテーマにチャレンジしているイメージです。19日は出来事に果敢に立ち向かっていて、20日は取りまとめや収拾をしようとしていそう、28日は整えている整合性をつける規則的に調整する、という感じです。

折しも21日が蟹座の金環食の新月です。19日からの動きは、何か新しい事にチャレンジしているのかも知れませんね。

恋愛や愛情の面では、行動的に動ける時期でもあり、男性のパートナーと過ごす時間がとても重要になるかも知れませんし、募集中の蟹座さまは年後半にかけてのきっかけがつかめる時間帯とも言えます。
発散したい気分が盛り上がりますが、年後半はどうしても牡羊座火星の強烈なパワーに振り回されたり、逆に押し込められたりなど、もやもやする事が予想されますので、はしゃぎすぎたり羽目を外しすぎたり大げさに騒ぎすぎると後々つらい事もあるかも知れません。
しばらく後土星も山羊座へ戻ります。「過ぎたるは及ばざるが如し」をどこか心に置いて確実に一歩一歩刻むのが良いような気がします。
「現実的に見極める」時間帯でもあるのでしょうね。

仕事や日常生活の面では、自粛期間も過ぎてこれから再開というムードが感じられ行動に出やすい時間です。またそうせざるを得ない時でもあります。
自粛の反動もあって一気に頑張ってしまうかも知れませんが、月末には木星と海王星のコンジャンクションもありますので、気を緩めない必要もあるでしょう。やや控えめ、注意を怠らないという気持ちを忘れないでいたいです。
この魚座火星で起こした行動や動きが、年後半の牡羊座火星で熟成錬成されていく、そういうイメージかなと思います。


基調としての山羊座の天体と天王星、木星・海王星のコンジャンクション、水星

やはり2020年は山羊座のグランドコンジャンクション、そして蟹座太陽とのオポジッションが基調にあるという事は避けようがない気がします。時折そのアスペクトの影響が緩和されたりタイトになったりを繰り返して、時間が織り込まれていくのでしょう。
その点では6月は比較的影響は緩やかです。火星が調停役ということもあり、「行動」「動くこと」がクローズアップされると思います。

ですが、同時に気が抜けない時期でもあるのです。

30日には木星と冥王星のコンジャンクションがあり、これは2020年に3度巡ってきます。1度目は4月5日。6月は2度目、3度目は11月13日です。
そして先立って同じように木星と海王星のセクスタイルも2月21日、7月28日、10月12日と3度巡ってきます。
何らかの拡大と広がり、その前後を引き受けるように「終焉と再生」がセットで起きているのではないでしょうか。

拡大と広がりの2回目が巡ってくる可能性が一つ考えられます。それ自体ではなくても、関連した事が取りざたされるかも知れません。それは蟹座と180°の関係となっています。

蟹座を運行する水星は関連する情報についての何らかの示唆と見る事も出来ます。何からの知らせや情報・情報機器に触れる機会が多いにあるのではないでしょうか。18日からは逆行に入ります。情報機器のトラブルへの注意、受け取る情報は真偽を見定め適切に取り扱う必要が考えられます。

金星はオーブでしかも目立たないのですが、実はこっそり木星・土星とトラインに関係にあるのです。金星自体が蟹座さまに影響をもたらすというよりも、蟹座さま誕生時太陽と対峙している木星・土星に対して、出来事の隠れた要因としてや隠された意図のような形で関係している感じです。

天王星は牡牛座そのもののように、一見鈍重でもっさりして沈黙している印象です。蟹座とはセクスタイルの関係にありますので、見えないところで支えてくれている忘れがちな希望や進路、目的地として機能しているのだと思われます。

6月をサクッと短くまとめるなら、
「地味で目立たないしパーっと羽目も外せないけど、少し薄日も差してきてるし、なんかこれはこれでイケそうじゃない?」という、「見方を変えて順応してみる」的な、あくまでも個人的な印象ですが、そんな感じだと思います。


<誕生時太陽の角度ごとの蟹座さま>

 前半さん 
6月に入って色々なことをうわーっと処理する、というところから始める、みたいな予感のある前半さんです。多くの情報を処理するのかも知れません。徐々にそれも落ち着いてきて、月末には少しもやもやする。あるいは、あれもこれもやらなくちゃいけないけど時間が足りない、という。なまった身体をほぐして温めて始動して、ギアをあげていくみたいな中にあって、何かを見極める、諦めとは異なる諦観のようなものを見つけていく前半さんだと思います。

 中頃さん 
5月のうちから動いていたと思われる中頃さんです。それがヒートアップしていきます。自分から働きかける形です。この時点で自分の枠を乗り越えた中頃さんがいそうな印象です。これまで自分にはできないと思っていたこと、自分のイメージじゃないなと思っていたこと、無理だと決めつけてきたことが、気がつかないうちにこなれてきている。それに気がついて、ちょっと変な、でもまぁいいかと自信も感じている中頃さんなのではないかと思うのです。
(中頃さんの6月をイメージした時、看護師さんの姿が浮かんできました)

 後半さん 
後半さんはしっかり見極めている、そんな気がします。今見つめているもの、対峙しているもの、相手にしているもの、置かれた環境、それらをしっかり受け止めて自分の力でつかみ取ろうとしている。そしてそれが可能だと計算させてくれる、自分の中に生まれた新しい「熱」のようなものを感じ取っているのだと思うのです。視野が広がっている、視界がクリアになっている、それだけでなく、これまでとは少し違う目標や目的、動機に、後半さんは自分の本質を見るのだろうと思うのです。


<月の位相>

蟹座さまのルーラー、月について、です。

満月は6日で、射手座15°。半影月食です。この満月は魚座を運行中の火星とスクエアになります。チクリとした嫌味、ちょっとした反省、がっかり感、気持ちのつまずきがあっても気にしないことが重要だと思います。気が重くなる必要はなく、苛立ちと慢心は気がついたらケアしましょう。

新月は21日蟹座0°金環食です。始めたことに馴染んでくる、わけも分からずひとまず取り掛かったことが少し自然に出来るようになって、自ら動く。そんな始まりを感じる時間かも知れません。

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天のカレンダーには、星の配置、ハウスの巡りに、良し悪しは書かれていません。
運がいいとも悪いとも、書かれていません。

書いてあるのは、「ありのままの、それだけのこと」。

起きていること、起きたことに意味づけをするのは、私たちが特定の概念に支配されているからかもしれません。

どんな事柄も、あなただけに特別に贈られてきたギフト。
ただ、添えられたカードが読めない文字で書かれている、それだけの事なのです。


Free Horoscope Chart さんのチャートを使用しています。https://freehorocharts.com/


今回の画像は、フリー素材の「ぱくたそ」(https://www.pakutaso.com)さんの画像を使用しています。


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