2020/06/30

蟹座(かに座)さま。今月の星占い。<2020年7月>




特別警戒は解除されたけれど、なんだかまだ「前のような生活」に戻れるというわけでもなく、かといって大きな社会的変化の方向が明確に示されたという事もなく、足踏みをしながら少しずつ進んでいるような日々が続いていて、それはしばらく続くような予感がしている今日この頃です。


毎日の使い捨てマスクに耳の後ろが少し赤みを帯びて痛くなってきていて、品不足で寂しかったショッピングモールのクラフトショップにもカラフルなプリントの生地が入荷されるようになってきたのをいいことに、布マスク派になりました。量産する必要があったので、更新が遅くなってしまいました。

早速7月のポイントを書いていこうと思います。


<7月のポイント>

7月のポイントは、なんといっても蟹座の太陽。そして28日の木星・海王星のセクスタイル、金星・海王星のスクエア、水星・火星のスクエアでしょうか。この火星は今回はオーブながら木星とスクエアです。
今回は、というのは、前回2月21日の木星・海王星とのセクスタイルには火星と天王星がトラインだったのです。

2月の「何か」を思い起こさせる出来事が起こるのかも知れません。あるいはあれからの日々とそれからの変化を感じる時間帯となるのか知れません。次のフェーズが見えてきそうな予感もあります。

それから、火星が6月末に牡羊座に入っていて、これから約半年間蟹座さまの誕生時太陽とスクエアを形成していきます。7月は金星とオーブでセクスタイルの関係となっていて、2020年後半のひとつのテーマが浮上するのかも知れません。


<全体の動き>


 水星と太陽 

7月の水星の動きからは「一喜一憂」という印象をうけます。あるいは「行ったり来たり」。水星は逆行中で蟹座を10°から5°まで戻った後、12日に巡行となり20°まで運行します。つまり7月の水星は太陽と共に蟹座をウロウロしているわけです。

1日には天王星とセクスタイル、8日には火星とスクエア、この繰り返しで23日には再び天王星とセクスタイル、28日には火星とスクエアとなります。30日は木星とオポジッション、31日は海王星トラインです。

太陽のアスペクトを見ておきましょう。
1日はそれぞれ9°で、水星とコンジャンクション、天王星とセクスタイル、13日は海王星とトライン。その後、14日は木星と、16日は冥王星と、21日は土星とオポジッションとなり、22日に獅子座に移動します。

天王星は牡牛座9°10°に、逆行中の天体たちは、海王星は20°エリアに、冥王星は山羊座24°23°に、それぞれとどまっています。木星、土星も逆行中ですが、木星は山羊座を24°から20°まで移動し、土星は水瓶座0°から山羊座27°へと戻ってくるのですね。


 火星と28日の天体たち、月 

火星は6月29日に牡羊座に入ってから、1日牡羊座1°から31日には17°まで運行します。
7月を通して火星は金星とはおおむね2°から5°のオーブでセクスタイルとなっていて、最も接近するのは10日前後頃から20日前後です。
金星は双子座を5°から22°まで移動します。

また、前述したように28日3組の天体がタイトなアスペクトを形成します。
木星と海王星がそれぞれ20°でセクスタイルを、金星と海王星が20°でスクエアを、水星と火星が16°でスクエアとなります。同時に、オーブながら火星は木星・太陽とスクエアで、金星とセクスタイルです。

忘れがちですが、山羊座木星と冥王星は、蟹座さま誕生時太陽とはオポジッションの関係です。

7月の満月は5日、新月は21日で蟹座28°。太陽と土星のオポジッションと重なります。



<時期的なものと蟹座さまへの影響>


 水星と太陽 

短期間にくるくると変化して落ち着かない、そんな「何か」が7月の蟹座さまには感じられるのではないかと思うのです。感情であったり、周囲の状況であったり、特定の誰かの様子であったり・・・。
大げさな事や重要重大な物事ではない、そういう印象もあります。
で、太陽のおかげもあって、蟹座さまにとっては「その事」がどうしてもクローズアップされて、受けとめられてしまうのではないでしょうか。

水星が逆行から巡行に転じても同じアスペクトで韻を踏んでいたり、太陽は太陽でつまみ食いするように天体たちとアスペクトを形成していくのです。
水星からは特に、情報関連、コミュニケーションや連絡、ニュースや噂話、会話や話すこと、などが垣間見えます。


 火 星 

次に火星です。牡羊座を運行している事で、どうしても何か、動きを制限されているように感じられるかも知れません。あるいは、はっきりした形でないまでも、誰か、男性からの横槍や見えにくい抑圧を感じたりしそうです。
または、周囲からはそう見えていないのに、蟹座さま自身が誰かのことを妙に気にしてしまったり・・・。

でも、この火星は金星とは良い関係になっていて、だからこそ、蟹座さまは不思議な「もやもや」を抱えてしまうのかも知れません。

「なんだか、すっきりはっきり、パキッとキビキビ動けないなぁ」と、本来なら7月は蟹座さまが盛り上がる最高の時間帯であるにもかかわらず、この7月は、最近の社会的状況もあって、ぼんやりとした部分があるのではないかなと思います。
恋愛面でも、すっきりしない感じ、はあるかも知れません。ですがあまり深刻に受けとめないで、ぼんやりした時間を感じてみたり味わってみるくらいの、「ゆとり」や「余裕」を心がけてみるといつの間にか過ぎていくように感じられます。


 21日と28日 

21日は太陽と土星のオポジッションに新月が絡んでいます。そしてこの関係は蟹座さま誕生時太陽とも絡んでいるのですね。
なんだか割とあっさりしたいつものなんでもないアスペクトのようでもあるのですが、実はものすごく重要な時間になる予感もあるのです。
一見、蟹座さまにとってはあまり嬉しくない、どちらかというと気持ちが沈み込んでしまうような「ある気づき」があるようで、ですがそれはとても重要で得難い見識。印象とは裏腹に、格段に自分を成長させてくれるような感覚を獲得するのではないかなと、思ったりしています。

28日は目に見えないもの見えにくいものが、ぼわ〜っと拡大する、まず、それがあります。あらためて気がついて、「ああ、そうだったの」みたいに思う。そんな日になるような感じです。
捉えどころがない、そして、だからといって行動にでるような事もない。
いつの間にか「状態」になっていて、それを受け入れるのかも知れません。そしてその事にこれまでとは異なる変化を見つけて、蟹座さまは一歩前に進むのではないかと思うのです。とても自然に。まるでもうずっと前からそうなることを知っていたみたいに。

2020年後半に向けてその事がテーマになるようにも思えます。
新しく知り合った誰か、かも知れません。選抜された新しいチーム、これまでとは異なる環境かも知れません。
序盤、ほとんど目立った動きはできなくても、年後半が過ぎクリスマスツリーも片付けられる頃には、すっかり「現実」になっていくもののような気がします。

くるくると移り変わって落ち着かない、そんなものを感じながら、それでいて揺るがないものに気づいていく。蟹座さまにとってこの7月は、成長の機会に満ち溢れているのかも知れないなと、思うのです。


<誕生時太陽の角度ごとの蟹座さま>


 前半さん 

季節のせいもあってか、身体がなまっているなと思うなら、それは火星のせいです。活躍の場も他の人にゆずってしまったり、楽しもうと思っていた休日も雨や何かで流れてしまったり。ですが、7月の前半さんは「仕方ないよねー」みたいな達観にあるように感じられるのです。周囲を見るともなく眺めながら、ゆっくりと変化していくものが見え始めていてそれだからもどかしいのだと、わかってくる前半さんのような気がします。


 中頃さん 

「そんな事言ってもさぁ」とつぶやく中頃さんが見えたような気がしました。一足先に映画のストーリーを知ってしまっている、ラストシーンも記憶に新しい、7月の中頃さんは「知っている」という印象を受けます。
自分では気がついていないかも知れませんが、今抱えている問題なのか事態なのか、が、どんな展開をしていくのかうっすら予想がたっているような、計画性とも違う道筋が中頃さんには見えてきつつあるのではないでしょうか。


 後半さん 

したばたしない。後半さんの7月はそれでいいいのだと思います。どっしりと構えているわけではないですが、なにかスッと手を離して今までしっかりと握りしめていたものを自由にする、してあげる。後半さんはそんな選択をするのではないでしょうか。諦めではなく、受け容れなのでしょう。ふとした瞬間にふわっと「そうしよう」と思いつくのです。
そうして、それによって実は後半さん自身が自由を手にした事に気がつくのでないでしょうか。

<月の位相>


蟹座さまのルーラー、月について、です。

満月は5日で、山羊座13°。当然ですが月が山羊座なら太陽は蟹座にあります。蟹座さま誕生時太陽と運行の太陽は重なり、月は180°の関係にあるのです。憂鬱や不安、静寂と密かな胸騒ぎの存在に気がつきながら、距離を置ける事を知っている、そんな満月になる予感があります。6月を象徴する何かがある、あった、蟹座さまにとっては、「その6月」に区切りのつけられる満月でもありそうです。

新月は21日蟹座28°です。蟹座さまにとって、山羊座土星はここで抜けていく、というような新月ではないかと思います。もしかすると見通しは明るくないかも知れない、でも、それはそれでいい。決意や強い意思、激しい情熱とは違う指針が感じられる新月なのかも知れません。

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天のカレンダーには、星の配置、ハウスの巡りに、良し悪しは書かれていません。
運がいいとも悪いとも、書かれていません。

書いてあるのは、「ありのままの、それだけのこと」。

起きていること、起きたことに意味づけをするのは、私たちが特定の概念に支配されているからかもしれません。

どんな事柄も、あなただけに特別に贈られてきたギフト。
ただ、添えられたカードが読めない文字で書かれている、それだけの事なのです。


Free Horoscope Chart さんのチャートを使用しています。https://freehorocharts.com/

今回の画像は、フリー素材の「ぱくたそ」(https://www.pakutaso.com)さんの画像を使用しています。

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