30日まで仕事をして、疲れ果てた状態で新年となったこともあって1月の占いが遅くなってしまいました。
あることをきっかけに、12月の占いを書き続けることに疑問を感じて中途半端になってしまって、それについて、日々調査していたことも理由の一つです。
このあたりのことは、2021年について書くチャンスがあれば書いてみたいと思います。
今は1月のことについて、集中して取り組みます。
山羊座を運行していた木星と土星が、完全に水瓶座に抜けたことが最も大きな1月の特徴です。蟹座さまはそれまでと空気感が変ったことに気づくと思います。これによって、海王星魚座と天王星牡牛座がクローズアップしてくるのではないでしょうか。
例えば、1月金星が山羊座を運行するために蟹座さま誕生時太陽とオポジッションになるのですが、海王星天王星は完全な「調停」となりますから、ほとんど影響を受けない・・・といったイメージです。
それから、火星が長く滞在していた牡羊座から牡牛座へ移動すること。これも大きい。簡単に言ってしまうと、すごく動きやすい時間帯になり、自分から働きかける時期にもなるでしょう。
水瓶座へ移動した木星と牡牛座の天王星のスクエア、そして牡牛座入りした火星が関係するアスペクトが、社会的な出来事からそれぞれの個人の領域に何か、影響を与えるかも知れません。
水星は山羊座17°から水瓶座26°を運行します。金星は射手座19°から山羊座27°へ。火星は牡羊座27°から牡牛座11°。
木星と土星はそれぞれ、水瓶座2°から9°、1°から5°へと運行します。海王星は魚座18°19°。天王星は6°、逆行から14日に巡行に転じます。
冥王星は山羊座で24°25°です。
新月は13日山羊座23°。満月は29日獅子座9°です。
2021年1月15日のホロスコープ。 スクエアとトラインのシンプルなアスペクト。 |
水星・金星・火星
1月の水星の影響が印象に残るとしたら、8日9日あたりから12日にかけての時期かなと思われます。8日に水瓶座に入座して9日に火星とスクエアになります。これより前7日に火星が牡牛座入りしていますので、この付近では情報のやり取りや、コミュニケーションにちょっと注意が必要かも知れません。調子に乗ってしゃべりすぎ、勢い余って何かを引き受けてしまうような発言をしたり、衝動的な発言、これが懸念されますね。あと、スマホ使いすぎで肝心のタイミングでバッテリーが切れるとか。
12日は木星とコンジャンクションして天王星とスクエアですから、錯綜する情報にあきれるような印象があります。
いずれにしろ深刻な影響はないように思われます。
金星は、上の方にも書きましたが、調停がありますので、よほど重大なことが降りかからないとその影響を感じることは少ないと思います。その場合も海王星と天王星(献身的な姿勢と革新的な発想など)を使うことで乗り切れるでしょう。
29日の満月と金星冥王星のコンジャンクションが、獅子座に何か感受点のある蟹座さまには一つの小さな区切りをもたらすかも知れません。
火星は7日に牡牛座へ入ります。3月4日に双子座に抜けるまでは蟹座さまに活動的な時間をもたらすでしょう。
1月の火星は、13日に木星と23日に土星とスクエアを形成します。これはどちらかというと社会的な領域での出来事がクローズアップされます。21日に天王星とコンジャンクションするからです。
(2021年について書く機会がないかも知れないので、少しここで書いておきます。天王星に関わるあることが表面化するのは3月になってからではないかと思います。)
そしてそこから個人の領域に影響を与える可能性があります。そのために忙しくなる蟹座さまがいるのかも知れませんね。
木星・土星、トランスサタニアン
木星と土星ですが、上の方にも書きましたが、空気感は変化します。土星が山羊座を抜けたのは大きいですよね。これまであったある種の圧迫感は、泳ぎ方をおぼえていくように対応が楽になると思われます。
木星は蟹座から見て8室にありますので、その特徴を帯びて、何か、引き継いだもの、引き継ぐものとして現れる可能性があります。
1月は火星とのスクエアが気になるところですが、火星のパートに書いたように多くの人や多くの蟹座さまが個人的に直接影響を受けるのは先のことでしょうし、その時にはそれとこのアスペクトとは結び付けては考えないでしょう。
土星は、単体では蟹座さま誕生時太陽に強い影響を与えないでしょう。
海王星・天王星はトラインとセクスタイルですから、良好なアスペクトは継続しています。
この二つは異なる二つの面を持つ天体ですから、それぞれの持つ望ましい面を自分の中から社会的領域に引き出すようにするのが良い使い方のように考えられます。
海王星なら献身的な姿勢や分け隔てないおおらかさや包容力を。天王星なら旧来の考え方や行動に固執しない柔軟さや冒険を選ぶ勇気を。何かの葛藤を抱えたり、選択を迫られる場面には参考になるかも知れません。
天王星が運行している牡牛座を、3月初めまでは火星も運行しています。何かに良い変化をもたらすために自ら率先して動くには、良い時間帯と言えます。強引に迫ったり、おせっかいにならないように、ほどよいタイミングを見計らって水や霧のように流れ込んで浸透していくのがポイントのように思われます。21日火星と天王星はコンジャンクションしますので、この日前後はその機運も高まるでしょう。
さて、18日の木星・天王星のスクエアは注意して見ていてもいいかも知れません。あるいは、それを知る人は少ないのかも知れません。
この木星・土星と天王星のスクエアは2021年に起こる重要なアスペクトです。
◇ 1/18 木星・天王星スクエア
◇ 2/18 6/15 12/24 土星・天王星スクエア
特に土星と天王星のスクエアは2021年を、1年を通して特徴づける天空のシグナルです。土星と天王星が正面からぶつかるのではなく、横から互いに強く衝撃を与えていくのでしょう。
個人の領域に影響を与えるというよりも、社会的な出来事として現れる可能性のほうが大きいと考えられますが、やがてそのことが社会に広がっていくのですから巻き込まれないとも限りません。
蟹座の皆さまは、2020年トリプルオポジッションを経ることで誕生時太陽とセクスタイルにある天王星を味方につけしなやかな強靭さを手にしているので、それほどの驚きは感じられないかも知れません。言えることは、「これまでとは違う何かが始まっている」ということのような気がします。
前半さん
火星と天王星が前半さんの背中を押しています。そして1月が進むにつれて、引き継ぎ、というキーワードが現れるでしょう。有形無形の資産。何も不動産屋や金融機関のパンフレットやポスターに書いてあるものだけがそれではないのです。前半さんはそのことに思い至るでしょう。
中頃さん
なんだかとにかく騒々しく賑やかで慌ただしいそんな時期が過ぎたな、という、ある意味「祭りの後」のような気分を感じている中頃さんかも知れません。確かに過ぎていきました。そして、もうすぐ始まろうとしています。1月の末にはその片鱗が見えてくることでしょう。
後半さん
実はもうあまり時間は残されていないのです。今後半さんに起きている何かは、後から考えてみると「贈り物」となります。人生に、この時間があるのとないのとでは、世界の捉え方が全く異なるものになるのです。その時間はもう間もなく過ぎ去っていきます。確実に何かを見つけられます。それを、獲得するために与えられた稀なる『時間』なのです。
※上の方の、<蟹座さまへの影響>には書かなかったのですが、冥王星についてここに書きます。
山羊座冥王星は、もうすぐ性質に変化があります。木星と土星が移動したこともあり、水瓶座の影響を帯びてくるのです。冥王星は終焉と再生の天体です。蟹座の180°反対側山羊座にあることで、私たち蟹座は大きな影響を受け、いまだその時間帯にあります。ですが視点を変えると、この天体の力を使うにはもうあまり時間は残されていないのです。
本当に大切なものは何ですか。何を見出すために、今いるのですか? 冥王星はそんな問いを投げかけているのかも知れません。
蟹座さまのルーラー、月について、です。
新月が13日山羊座23°です。山羊座24°付近の冥王星とかなり近い位置です。ちょっと疲れを感じる、一息つきたいけどなかなかそうもいかない、そういった新月かもしれません。
満月は29日。獅子座9°です。木星とオポジッションしています。月末、何か少しでも落ち着いていたら良いなと思います。
天のカレンダーには、星の配置、ハウスの巡りに、良し悪しは書かれていません。
運がいいとも悪いとも、書かれていません。
書いてあるのは、「ありのままの、それだけのこと」。
起きていること、起きたことに意味づけをするのは、私たちが特定の概念に支配されているからかもしれません。
どんな事柄も、あなただけに特別に贈られてきたギフト。
ただ、添えられたカードが読めない文字で書かれている、それだけの事なのです。
Free Horoscope Chart さんのチャートを使用しています。https://freehorocharts.com/
今回の画像は、pixabayさんからの画像です。
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