2022/01/31

2022年の蟹座さまへの手紙(2022年の占い)

 



親愛なる蟹座さまへ


もう2月になってしまいましたが、このひと月の間、2022年が自分にとって、そして蟹座さまにとってどんな1年なのか見たいと思ってホロスコープを眺めていました。


木星が本当に急いで、あっという間に魚座を過ぎていくので、それについて少し考えてもみたいと思いました。


・ひろがる意識の旅


眺めてみた結論から先に書くと、2022年はなんだか、”回復していく、回復中”、そんな雰囲気に見えます。

じゃあいい年になる、というのではなくて、回復だから、やっぱり、「何か」それ以前の、”もの”や”どこか”、から回復しつつある状態、回復したとはいえない、途中なのです。


春分図を見ると2カ所、ぐしゃっと天体がまとまって絡んでいるように見えるところがあります。

水瓶座の金星火星と土星、魚座の水星木星そして海王星です。魚座の水星と木星なんかは、コンジャンクションしています。

水瓶座はお金と強権と規制がギシギシせめぎあっているようで、一方魚座では、とにかく何かを焦って慌てて拡げていかないとならない、そんな状況なのかも知れません。

タイトではないけれど金星火星と天王星はスクエアです。ここでも、どこかへ向かっている途中の風景があるように思います。


蟹座さまにとって何か影響があるとしたら、魚座の方だと思うので、そこをもう少し詳しく見てみます。

情報が拡散される可能性。石油や薬品、お酒など、あるいは「何か物質ではないもの」。

海王星の良い面をとらえるなら、理想的な思想やアイデア、宗教的ともいえるような崇高な精神、夢のようなものがスピード感を伴って拡大されていく。

一方で海王星の悪い面を見るなら、薬品や原油価格やアルコールに関することや目に見えないものが、所構わずばらまかれていく。


魚座と良好な関係になる蟹座さまの太陽にとっても、両面があって、自らすすんで献身的に理想にむかって進んでいるのか、割とイージーに深く考える事なく周囲の空気に流されるように水星木星海王星の示すものを求めていくようにも。関係が良すぎて結果的に間違った方向に向かうといった。


二つの側面に気をつけて、この時間を過ごすことが必要な気がします。


自分ではめ込んでいた枠組みから、外に向かうには適した時間。意識を遠くに拡げてみる。これまで考えてみなかった領域、思いつく事さえなかった世界について意識が拡大するのかも知れません。


木星と海王星がコンジャンクションとなる4月12日前後が、そのタイミングとなる可能性もありそうです。それがゴールではなくて、新たなスタートとなる蟹座さまもいるでしょう。そこが始まりとなるのです。



・木星的なるものからの離脱


ただ、それも5月までの事で、木星が魚座を抜けるのは5月11日。年末一度木星は魚座に戻ってきますが、5月以降はむしろ牡羊座木星というあまり望まない関係になります。5月までの時間とは状況が一変するような体験をするかも知れません。


ひとつ言えるのは、今回の木星の運行はこれまでひとつの理想とされてきた「木星的な幸運や幸福」といったものからの脱却をするための「星の巡り」だと思われる事。

状況が一変するとしたら、その時が本質を掴みとるチャンスだと言えます。

永続できないものに執着することの悲しさや虚しさに目を向けることで、見えてくるものがあるのではないでしょうか。



・木星が過ぎた後に


木星が魚座を過ぎ去ると、日常の淡々とした時間が戻ってきます。


その中で、ひととき、一ヶ月とかあるいはもう少し長い時間の蟹座さまもいらっしゃるかも知れませんが、その時間しばし不安に苛まれたり、思いもかけなかったトラブルに巻き込まれたり、身動きが取れなかったり、閉鎖空間に一人閉じ込められたような気持ちを感じたりするのかも知れません。

とりたてて何も変化なく、どちらかというとくすんだ色味の日常が続いているなぁ、という、動きの見えない時間になるかも知れません。

または、ただ何かをじっと我慢したり。


それでも、実は、何も動きがない、変化がない、そういう時の方が重要なのではないかと思うのです。

動きがないように見えていても、確実に進行しているものがある。2022年はそのことについても発見するように思えます。

何かに懸命に取り組んでいたら、気がついたら思いもよらない場所にたどり着いていた、みたいな事がその先にあるように思えます。

回復というのはそういう事でもあるようです。


以前と同じようにはならないかも知れません。同じである必要もないし、同じはずはないのです。


ですが、しつこいようですが2020年を過ぎてきた蟹座さまには、特別の『回復』があるように思います。

それまで以上の「何か」を獲得した蟹座さまが戻ってくるのだと思うのです。



・仕事や恋愛


仕事については、魚座の木星は言うまでもなく情報処理関係の分野で、幅ができそうなので、注力してみるのもありといえそう。

あくまでも2022年は回復の時間なので、大きな発展やめざましい成長よりも、着実な一歩の方がふさわしい印象です。


結婚や恋愛については、木星魚座で浮かれない事かなと思います。

むしろ、誠実さとか親切さとかいった思いやりの心を大切にした方が、結果がいいように考えられます。本当に相手の事を自分以上に考える。本当の「愛」について考えるくらいの方が、この時間帯には向いているのではないでしょうか。



・海王星


ここで海王星について少し考え直してみます。結婚や恋愛などにも関連していると思うことです。


海王星は実はどちらかというとハードな天体なのです。

金星や木星のように、ソフトな天体ではありません。なのでダークな側面も併せ持っているのです。


海王星のダークな面は、ルーズなこと、雰囲気やムードだけで実体が伴わない事、ごまかし、騙しや幻像、イリュージョンなど、堅さとは正反対のゆるく曖昧でつかみどころのなさ、かと考えます。


蟹座さまの誕生時太陽が魚座にある海王星を上手に味方につけるなら、これらの側面に流される事なく、それを良い方向に採用した方がいいのではないでしょうか。

ルーズ → 寛容、実体が伴わない → 見えない部分に目を向ける(外見にとらわれすぎない)、といった風に。


例えば、2020年からの世相は感染症の蔓延でこれまでの”枠組みがゆるみ”、政府の政策も”曖昧で”、将来が”見通せない”状態のように見えます。

そう、もやもや~とした雰囲気で、見えない病原体の不安にさらされているようでもあります。


だからこそ、物質的な側面に固執せずに、目に見えない部分に心を向けたり、献身的なまごころとか誠実さとか、不器用に見える愛情などに、関心を向けてもいいのじゃないかなと思います。



木星が魚座を運行して海王星とコンジャンクションするというのは、魚座の性質が嫌が応にも拡大され拡散されるのだと考えられます。

2022年5月までの時間は、短いですが、蟹座さまにとっては、高い理想や精神性、崇高で無条件の愛といったもの、その恩恵に巡り合う時間でもあって、思いがけない時、あるいは気がつかないうちにそこにたどり着いているのかも知れませんね。


どうか、慌しさに流されないで、ほんの少しでいいので、ふっと深呼吸をするような静かな時を忘れないでいてください。



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