2020/01/02

蟹座(かに座)さま。今月の星占い。<2020年1月>




いよいよ2020年に突入してしまいました。一年を通して山羊座を運行する木星、土星、冥王星が蟹座にある誕生時の太陽と180°のアスペクトを形成するという時間帯になります。

以前書いた2020年シリーズは以下の3つの記事をはじめ、幾つかの記事があります(カテゴリー2020からたどれます)ので、そちらもご参考ください。


2020年トリプルコンジャンクションと蟹座さま。1

2020年トリプルコンジャンクションと蟹座さま。2

2020年トリプルコンジャンクションと蟹座さま。3


<1月のポイント>


1月13日に土星と冥王星のコンジャンクションがあり、翌日の14日に金星が魚座へと移動します。この時間帯(と前後3日間くらい)を境目に月の前半と後半で少し様子が変わるのではないでしょうか。
月後半の金星は魚座を20°まで進行します。恋愛や身近な問題、経済面で変化や動きがあるかも知れません。


<全体の動き>


水星は山羊座3°から水瓶座23°、金星は水瓶座13°から魚座20°へ移動します。このため、前半が蟹座とは180°の関係にある山羊座を運行する水星のアスペクト、後半は蟹座とは120°の関係になる魚座金星のアスペクトが続きます。

火星は蠍座の28°から射手座18°へ。木星、土星、冥王星はそれぞれ山羊座で、6°から13°、21°から24°、22°から23°です。おおむね30年に1度起きている土星と冥王星のコンジャンクションが13日に起こります。

天王星は牡牛座の2°で、11日に逆行から巡行となります。海王星は魚座16°〜17°。
ドラゴンヘッド/テイルは蟹座山羊座それぞれ8°から7°となります。
満月が蟹座で11日、半影月食です。新月は水瓶座25日です。

2020年1月15日のホロスコープ。イエローの円の中左側が金星、
右側が山羊座トランスサタニアンと水星です。
蟹座15°の太陽は左下のイエローの丸の位置になります。

<時期的なものと蟹座さまへの影響>


・山羊座、水星のアスペクトと土星・冥王星のコンジャンクション


1月は、3日、8日、12日、18日、25日と、水星のアスペクトがあります。これは何か、「伝達」というキーワードがクローズアップされるようなイメージです。何かが伝えられる、蟹座さまの周辺で情報が頻繁に行き交う、出来事が起きるとしたらその前に情報として伝わる、というようなことがあるのではないでしょうか。

そんな状態のうちに、13日、土星と冥王星のコンジャンクションが山羊座22°で起こります。

これはそのまま蟹座さま誕生時太陽(22°)と180°のハードアスペクト、オポジッションとなります。
このため蟹座さまの中には、何か法的な事柄、ルールや決まりごとの縛りを受けたり、あるいはそれ関する出来事が起こったり、葛藤を抱える方もあるかも知れません。

少し社会的な面に視点を離すと、土星と冥王星のコンジャンクションはルールの切り替わり、枠組みの変動、あるいは何か新しいアライアンスを示しているのではないかと思われます。
そこから、土星に関しては、冥王星とのコンジャンクションの前と後では、受け取られる印象、発生する出来事・現象、内的な意識の上で、性質が変化するのではないかと考えられるのです。

11日の満月から12日の水星と土星・冥王星のコンジャンクションから13日と、短時間に何かが完結しゆり動かされ、結果変化するというような内面の変化を体験する蟹座さまもいらっしゃるのではないかと想像されます。それは、「あ、なんだ、これでいいんだな」といった、ストンと腑に落ちるもののようです。

きっかり、この3日間に起きなくてもしばらくの時間、蟹座さまの太陽に何らかの影響を与えるでしょう。


・金星のアスペクトと1月の恋愛


13日が過ぎると、14日に金星が魚座入りしてそこから月末まで、16日は天王星と23日は木星とセクスタイル、27日は火星とスクエア、28日は海王星とコンジャンクションと、順にアスペクトを形成していきます。恋愛や経済的なことや身の回りの事柄などに動きがあるように思われます。

特に恋愛に関して、この金星の時間帯に新しいパートナーを求めている蟹座さまは、これまでは敬遠していたりタイプではないと決めつけていた「それまでとは異なるタイプの人」と、接触してみるのもいいかも知れません。


・2020年を通して


2020年を通してホロスコープを眺めていくと、蟹座さまは何か「奮闘する」というイメージがあります。「必死にがんばる」というのとは違います。元気に前向きに懸命に取り組んで、それでダメなら切り替えよう!的な、運を天に任せる的な明るさもあるのです。出来事に飲み込まれるのではなくて、その事に取り組む、という印象なのです。

天王星と海王星はそれぞれ、蟹座とは120°、60°のアスペクトにある牡牛座、魚座にあります。これはハードアスペクトの影響への「調停」を示しています。
山羊座で複数の天体との180°は、じりじりした葛藤のような「動けなさ」を感じさせますが、しかしこれが決して全面的な停滞と見えないのは、偶然にも(!)天王星と海王星が現在の位置にあるからではないでしょうか。

まずはこの1月、蟹座さまは尻込みするのではなく挑むでもなく、淡々と真摯に物事にあたっていくのではないかなと思うのです。


<誕生時太陽の角度ごとの蟹座さま>


 前半さん 
1月の前半さんはドラゴンヘッド/テイルが刺激されます。ドラゴンヘッド・テイルに木星と天王星が刺さっていて、そこに水星・金星のアスペクトがやってくるからです。金星の魚座入りから22日頃まで、新しい運命と過去のカルマの歯車の存在に気がつく瞬間が訪れるかも知れません。誘惑に負けないで、本当に大切なものをしっかり見極める時間になりそうです。


 中頃さん 
中頃さんはふわふわっとした1月を過ごされるのではないかと思います。脱力感にも似た余裕が感じられるのです。あるいは、一息ついているのかも知れません。年末年始の後片付けとか、新しい一年に向けての計画立案など、見方を変えると微妙に「動けない」時間でもありそうです。ですが、そこから月末にかけてじわじわと実力を発揮する中頃さんになるのだと思います。


 後半さん 
初旬の慌ただしさが落ち着いて、徐々に、何に取り組めばいいのか、が見えて来る後半さんの1月のような気がします。後半さん自身ではまだ成果とは呼べないかも知れません。ですが、これまでコツコツ積み上げてきた事がクリアになってくるように考えられます。あるいは、後半さん自身が、「これで終わり」と切り替えるのではないかと思われるのです。そこには、それまでとは違う後半さんがいるのかも知れません。


<月の位相>


蟹座さまのルーラー、月について、です。

満月は11日で、蟹座20°です。満月は何かが満ちる、完成し終結を迎える時間です。13日に控える土星と冥王星のコンジャンクションのために露払いをする月食となるのかも知れません。

新月は25日水瓶座4°です。2020年水瓶座の新月はこの日だけです。ただのインスピレーションにすぎないのですが何か「カチリ」という音を感じさせる新月なのです。冥王星水瓶座へのタイマーは、気づかないうちにONになってしまうのでしょうか。


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天のカレンダーには、星の配置、ハウスの巡りに、良し悪しは書かれていません。
運がいいとも悪いとも、書かれていません。

書いてあるのは、「ありのままの、それだけのこと」。

起きていること、起きたことに意味づけをするのは、私たちが特定の概念に支配されているからかもしれません。

どんな事柄も、あなただけに特別に贈られてきたギフト。
ただ、添えられたカードが読めない文字で書かれている、それだけの事なのです。



Free Horoscope Chart さんのチャートを使用しています。https://freehorocharts.com/

今回の画像は
・雪の中の木々の画像はIna HoekstraによるPixabayからの画像
・雪の結晶の画像はFree-PhotosによるPixabayからの画像
・ベリーの画像はFree-PhotosによるPixabayからの画像

3 件のコメント:

  1. 明けましておめでとうございます。
    いつも投稿を楽しみにさせていただいております。
    いよいよ運命?の2020年の幕開けですね。
    ところで新年早々落ち込むことがありました。
    というのはyoutubeで何気なく見た2020年運の良い誕生日ランキングでまさかの最下位!だったからです。
    あせって似たような別のランキングも見てみてもやはり底辺近くにおりました。
    2020年蟹座の星占いやタロットでは概ね運勢は悪くはなさそうで、後半になるほど良さそうなものが多かったのに、その中でも私の誕生日は最悪なのかな~とがっくりしてしまいました。
    おととしから始めたことが試行錯誤しながらも順調に進んで、去年1年は別の方向へ拡大させる準備をしてきて、あとはそれを今年から世の中に打ってでるだけとなり希望を感じている状態(何の事かよくわからない表現すみません)にあり、去年も星占いやタロット占いが状況にあてはまっているものが多かったので、けっこう心の拠り所としていたのですね。大変な時も、いやしかし最終的には成功するようになってるからとか(笑)
    今年は激動だとしても蟹座全体では良さそうだったのでそれを信じようと思い、また誕生日ランキングは生まれた月日だけだから生まれた年を含めればまた違うはずだとも思おうとしましたが、なかなか衝撃が去ってくれません。
    もしよろしければ気が向いた折にでもこんな私のホロスコープを簡単にご診断いただくことはできませんでしょうか?
    1966年7月21日 9時40分石川県(金沢)生まれです。
    初めてのコメント投稿で不躾なお願いをして申し訳ありません。
    スルーしていただいてもめげずにサイトへは訪問いたしますので、今年も記事のご投稿よろしくお願いいたします。

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  2. 初めまして。コメントをありがとうございます。

    衝撃を受けられたとのことで、ドキドキモヤモヤするお気持ち、お察しいたします。
    石川県のお生まれとのことで、仮に、イシカワさん、と呼ばせていただきます。

    私は自分のために占っているような若輩者です。
    僭越ながら、ホロスコープを拝見させていただきました。

    結論から先に書きますと、イシカワさんに関してはそのランキングは該当しないのではないかな、というのが、私の意見です。

    2020年の春分図で見ましても、一昨年からの活動のご様子も推察されますし、世の中に打って出たいという意欲も見て取れます。
    また、誕生時ホロスコープに示唆があり、その方向に努力を積み重ねられて今があるのではないかなと思われます。

    同時に、衝撃を受けられたのは、とても重要なことで、誕生時(ネイタル)と運行(トランジット)、両方の木星と海王星からのメッセージなのでは、と考えられます。
    月並みですが(さらに途中をかなり端折ってしまいますが)、ムードや雰囲気(のようなもの)ではなくしっかりと地に両足をつけて、現実的に、というような励ましのアドバイスではないでしょうか。
    なるほど”Youtubeなんだなぁ”という印象を受けました。

    これはイシカワさんご自身が、実は無意識にもう気が付いていた懸念や心配だったような気もします。光と闇は同じ一つのものの違う側面だからです。

    今感じていらっしゃるその『衝撃』は、否定して葛藤を抱えたり落ち込んで気をもんだりすることもできますが、受け入れて『転ばぬ先の杖』として使うこともできると思います。

    私の意見は以上です。
    ぜひまたおいでください。これからもどうぞよろしくお願いします。

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    1. MAKOTO様

      コメントに丁寧にお応え下さりありがとうございました!
      個人的に観ていただけて感激です。
      いただいたお言葉でとても気持ちが軽くなりました^^

      現在1月中旬で<2020年1月>今月の星占いの内容を読み返してみたのですが、後半さんの部分まさにドンピシャでした。
      MAKOTO様が読まれるホロスコープの内容はホロスコープ以外の他の占いともシンクロする事が多い印象です。
      最新のご投稿で「私たちを本当に満足させるもの、「本当に欲しかった探し求めているもの」がどこにあるのか。蟹座さまには、2020年にその答えを手に入れるチャンスが巡ってくる、そう思えてならないのです。」とお書きになられていますが、いろいろな占いを総合して私も同じ思いを強くしています。素人考えながら、タナボタ的なものではないけれど求めて来たことが結実すると言うかこれだという瞬間を迎えると言うかそんな気がするのです。
      この期間が通り過ぎた時にまた振り返ってご報告してみたいと思います。

      Youtubeですが、ぜひご発信されてみてはいかがでしょうか?
      かに座に特化した内容というのもなかなか無いでしょうし、かに座は占いとかスピリチュアルなものとか目に見えない世界にコミットする方が多いような気がします。
      見る側の立場としては広告はあっても飛ばせばいいので別に気にならないし、MAKOTO様が発信される内容に関心がある方はけっこうおられるのではないかと。
      1ファンとしての意見ですのでご参考下さいませ。
      それでは今後ともご投稿楽しみにしております。

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