2018/09/30

蟹座さま。2019年の星占い。天体の動き編




占星術で、1年を特徴づけるのは「木星」です。
木星は約1年で一つの星座(ハウス)を運行し、次の星座へ移動するのです。

2019年、木星は蟹座の誕生時太陽からみて6室射手座、健康や雇用の部屋を運行します。



蟹座さまの2019年は
「バランス感覚を試し試される1年間?」


蟹座に太陽を置き2019年のホロスコープを出すと、トランスサタニアンの天体が見事なほど蟹座さまの1年を彩る様が浮かび上がってきます。

蟹座太陽と向き合う7室の土星と冥王星を軸に、9室の海王星、11室の天王星。そこに6室の木星が6つ目の天体として、カンディンスキーの絵のような不思議なバランスを形成しているのです。

おそらくこれが2019年の蟹座さま。バランス感覚を試す、試される1年となるような予感がします。


2019年、蟹座さまのキーワード


前述したように2019年も、木星から冥王星まで蟹座さまの太陽に対して直接、または間接的なアスペクトを形成します。

そのためそれぞれの天体が大なり小なり、蟹座さまに影響を与えることになると考えられます。

天体の持つキーワードとしては、木星の「拡大」、土星の「法」「ルール」「制約」、天王星の「変化」「変革」、海王星の「水」「海や川」「曖昧な境界のないもの」、冥王星の「破壊と再生」です。

各部屋の持つキーワードは6室の「健康」「雇用」、7室の「相手」「パートナー」「ライバル」、9室の「哲学」「海外」、11室の「社会」「仲間」などです。

そして、ドラゴンヘッドが蟹座を運行しています。糸を編みこむように「現世」と「過去生」も垣間見えるかもしれません。(ドラゴンヘッドについてはこちらをご覧ください。
蟹座さまの2019年を占う鍵、ドラゴンヘッド。2020年に至る道。」)


これらに対して、運行速度の速い水星・金星・火星がハーモニーを奏でながら、1年を描いていくことになります。



2019年春分図。オレンジ色の丸が蟹座の太陽です。
反対側に土星と冥王星、左側上部に海王星、左側下部に天王星。


2019年の天体の動きとアスペクト


天体の動きとアスペクトから1年の全体像をとらえてみます。

・木星とトランスサタニアン


木星は射手座、土星・冥王星は山羊座、海王星は魚座、天王星は牡羊座牡牛座を運行します。

木星と海王星はスクエアを形成し、1月14日にそれぞれ14°、6月17日に18°、9月22日に16°でタイトなアスペクトとなります。

木星はまた山羊座に移動の後、12月16日に天王星と2°でトラインを形成します。

山羊座を運行中の土星と冥王星は、オーブを10°でとると一年を通してほぼコンジャンクション状態となります。
1月と9月が最も距離が開きます。
(土星と冥王星については「2020年トリプルコンジャンクションと蟹座さま。3」もご覧ください。)

土星と海王星も5月の後半から7月の初旬を中心に、オーブでセクスタイルとなります。

天王星と冥王星も2019年初旬はオーブでスクエアとなります。

・火星


2019年の火星は1月2日に魚座から牡羊座に移動し、途中逆行することなく12月には蠍座を運行しています。2019年に木星含むトランスサタニアンが集中している反対側を運行するために、オポジッションを形成しやすい年となっています。

蟹座の太陽とコンジャンクションするのは、5月中旬から7月初旬。6月に海王星とトラインなのですが、土星とオポジッションという2019年らしい状態です。

セクスタイルを形成するのは、2月中旬から3月いっぱいと8月の中旬から10月の初旬。3月は海王星ともセクスタイルです。8月27~28日に火星は金星とコンジャンクションして天王星とトラインとなります。

蟹座太陽とトラインとなるのは11月中旬から12月いっぱい。12月には海王星とトラインを作っているので、蟹座太陽火星海王星のトライアングルとなります。

・金星


金星は蠍座から黄道を一周し水瓶座で2019年を終えます。

1月に木星、2月に土星、冥王星とコンジャンクションしてから、3月末から4月中旬にかけて、魚座運行はトラインとなります。ここでは金星はエグザルテーション、高い影響力で海王星とコンジャンクションとなります。また土星、冥王星とセクスタイルにもなります。
同じトラインでも10月から11月にかけては、蠍座でデトリメントのため金星の良くない点が目につきやすくなるでしょう。

5月中旬から6月初旬の牡牛座でセクスタイルの金星は、HOME。天王星とコンジャンクション、海王星とセクスタイルという良好な状態です。8月中旬から9月にかけてのセクスタイルは乙女座のインフォールですので、あまり期待はできないと思われます。

・水星


水星は年初、射手座から山羊座へ移動し、土星・冥王星とそれぞれとのコンジャンクションを経て、海王星、天王星と回り、黄道を一周します。

蟹座の太陽とのアスペクトでは、2月から4月にかけてはインファールの魚座でトライン、5月は牡牛座を、8月から9月にかけてエグザルテーションで乙女座を、セクスタイルで運行します。
10月から12月初旬にかけてトラインで蠍座を運行し、射手座を経て山羊座に入り一年を締めくくります。


続けて、蟹座誕生時の太陽への影響について、「蟹座さま。2019年の星占い。蟹座への影響編」をご覧ください。



*ホロスコープチャートはFree Horoscope Chart さんのチャートを使用しています。https://freehorocharts.com/

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