実はこの記事は4回ほど書き換えていて、どういうわけか大変苦労しています。
こういう時は大抵、核心を捉えていないか、逆に全体像がまるで見えていないことが多いのですが、あっちこっちをまとまりなくウロウロしながら、気になっている点をお知らせしてみたいと思います。
始まりはカーディナルグランドクロス。
太陽と月の法則に招かれた運命。
上の見出しはすごく大げさなんですけど、単純に言ってしまうと
- 10月末から11月にかけて金星と天王星のオポジッションがあって、
- 天王星、木星とほぼ同時期にハウスを移動して蟹座・山羊座入りするドラゴンヘッド/テイル(ノード)と、
- カーディナルグランドクロスというスクエアの組み合わせが起きるんですよ
という事です。
これに、他の天体が絶妙に絡んでいて、かなり複雑な様相を呈しているので、さて、これは一体何なのだろうなと、うまく説明するのがとても難しいなと思案に暮れていたりして、さあ、困ったな、と。
ごちゃごちゃ説明する前に、今の所これは使えるなと思っている点をお知らせすると、この時期は金星に関することが何らかの変化をするか、変化の兆しをみせるだろうという点です。
その最たるものはおそらく”愛情または家族という資産”という領域において、「妊娠」とか「結婚」、家族の変化とか、愛情から発生する事態の何らかの変化、だと思います。
あと、復縁というものもあるのかな、と。
妊活中の蟹座さまは、ぜひ、使ってみてください。と言っても、何をどうやって使うのか良くわかっていないのですが・・・(笑
今回は、あちこちフラフラしながら、11月の天空の絵巻を蟹座さま目線で見ていきたいと思います。
<蟹座入りするドラゴンヘッド>
カーディナルグランドクロスを見出しに持ってきたのですが、金星・天王星・ノードのグランドクロス自体は10月末に正確な0°で、牡牛座・獅子座・蠍座・水瓶座でフィクストグランドクロスが出来ています。
蠍座金星、牡牛座天王星で影響力がそれほど強くなく、ノード自体が見做し天体であることから、あまり重要視しませんでした。
蟹座さま的には重要なのはグランドクロスよりも、ドラゴンヘッドの蟹座入りの方ではないかなと考えています。
今回のカーディナルグランドクロスは、蟹座ドラゴンヘッド(=山羊座ドラゴンテイル)という「時間」の、オープニングを飾るイベント、歓迎のセレモニー的なものと捉えて良いのではないかな、と思うのです。
2018年11月8日のホロスコープ。チャートにはありませんが、 右側ドラゴンヘッドのちょうど反対側にドラゴンテイルがあります。 |
このオープニングは多くの示唆に満ちていて、まずはいくつかの天体の同時発生的な動きが生じています。
・8日の天王星(土星とトライン)の牡羊座入り、ドラゴンヘッドの蟹座入り
・同じ8日に海王星とトラインを形成する新月
・9日にドラゴンヘッドとトライン状態の木星の射手座入りと金星と火星のトライン
と、ほぼ同じ時期に起きて、しかもその結果、活動宮(カーディナル)という春分・夏至・秋分・冬至と季節の「始まり」を告げるサインで、グランドクロスという支配的なアスペクトを形成するのです。
寄ってたかって賑やかに騒いで、いやがうえにも何やら根源的な領域をクローズアップさせていく始まりのようではないですか。
カーディナルグランドクロスは運命的なもの・運命そのものへの挑戦を示していて、ドラゴンヘッド/テイルの持つ現世と過去生、業と解脱の迷路への挑戦の時期となる可能性を秘めています。
これは、冥王星山羊座時代に継続している一連の流れの中で重要な通過点であり、一人ひとりの蟹座さまが今ここにいる意味を物語るものとなる機運が勝手に高まってきてしまうのです。
<カーディナルグランドクロスの蟹座さまへの影響>
今回のカーディナルグランドクロスそれ自体は、金星と天王星のオポジッションにノードがほぼ同じ度数でクロスしている構図になります。
8日に天王星、ドラゴンヘッドがハウスを移動することで、金星天秤座26°、天王星牡羊座29°、ドラゴンヘッド蟹座29°のカーディナルサインに変化します。
金星は、精神的心的領域の物質面での充足感を象徴し、愛や恋愛、妊娠、芸術、経済的なものを示します。
通常はだいたいひと月で次のサインへ移動する金星なのですが、11月は逆行していることでほとんどこのグランドクロスから動かない状態になっているのです。
天王星は、変化、変容、変革や科学技術、個人の自由への欲求を象徴している天体です。
ぱっと見、この2つが約ひと月の間、同じ場所でウロウロしているというのは、何か「ひと月あれば何とかなるでしょ」的な印象を受けてしまいます。
火星と土星が気まぐれに応援していることもあり、活動的な金星、秩序だった天王星という、限定的な領域にあっては望ましい環境が整っているように思われるのです。
そこにきて、現在と過去、現世と過去生、業と解脱を司るドラゴンヘッド/テイルの組み合わせですから、ここはまず金星の「愛」「愛情」というポイントを考えてみると、半ば強制的に何かの変化が起こるということではないかと考えます。
グランドクロスがカーディナルサインに変化した時に、海王星とトラインを形成していた新月は、海王星の「献身・自己犠牲」という性質を帯びている可能性があります。
ドラゴンヘッドが、蠍座を通過してきた木星とトラインを形成していることを考えると、木星5室蠍座の時に結婚をしたカップルには「新しい家族」がやってくるのではないか、また、2018年に出会った二人には、次の段階に進む何らかのきっかけが訪れ、それが「新しい家族」という事もあるのではないか、と想像されます。
ここでの家族とは血統、過去生からのメッセージを携えた存在でもあります。蟹座の誕生時太陽とオポジッションである土星は、伝統という制約を具現化しているとも考えられます。
自分が蟹座さまというケースだけでなく、パートナーが蟹座、という場合も当てはまるでしょう。
ですから、やたら具体的なのですが、まず「妊娠」、これはあるかな、と思っています。
望まないカップルの場合は、注意が必要です。
妊娠しなくても、それに似た現象、極端な例ですが両家が望んでいる「お見合い」や、家族や親類などの紹介による出会いから交際に発展する場合もあると思います。
お子さんがまだ幼く蟹座さまの場合、ごく自然な状況の時に、生まれる前のことを尋ねてみてください。過去生での「愛情」について、何かを語ってくれるかもしれません。
また、恋愛に関しては「復縁」ということもあるのかな、と思います。
これにはドラゴンヘッド/テイルの影響が出てきて、相手が過去生で何らかの接点があった場合です。
相手の気持ちの変化、蟹座さま自身の気持ちの変化が生じるのかもしれません。
「愛」というテーマに関しては、この時期から何らかの「リアルな」関わりに変化していくように思われるのです。山羊座土星・冥王星のことを考慮すると、「現実的な選択」をする場合もあるように思われます。
「愛」や「愛情」以外では、家族の資産状況、あるいは不動産、遺産などの状況の変化も可能性があります。争いは避けたいものです。時間をかけられるものであれば、時間をかけてじっくり話し合う機会を設けてみてはいかがでしょうか。
他に、最近悩んでいることがあれば、それは過去生から持ち越している課題の可能性があり、ここからその解決に向かって進む時期になるかもしれません。
「愛」に関することでカップルには「妊娠」云々と前述したのですが、これには比喩的な側面もあり、物事の成果や成就に至るごく初期の段階、萌芽の時期とも言えると思います。
例えば仕事の場では来年度の人事異動を想定された業務体制に組み込まれる、とか、異動を前提にした研修への参加を指示されるなどです。
ぼんやりしたイメージだったものが、具体性を持ち始め現実世界に表出しだす、といった感じです。
これは2019年にも引き継がれて、山羊座土星・冥王星、また天王星の影響もあり、『現実的な』ものになっていく流れのようです。
ドラゴンテイルの角度から蟹座さま誕生時太陽を見ると、土星と冥王星が滞在する山羊座にある点から、抗えない力で「業」(現世的な行為)に引き寄せられ、過去生での出会いの再現や過去生の何らかの意思の再現の方向に、駆り立てられていくことも考えられます。
人の行為は結果として、関わりに帰着するように思います。ドラゴンヘッド・ドラゴンテイルは人間関係の面で、何かの変化や出来事を表出させるのかもしれません。
ある種の衝撃として起こる可能性もありますが、蟹座さま自ら動き出すことも含まれると思います。
後半に続きます。
Free Horoscope Chart さんのチャートを使用しています。https://freehorocharts.com/
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